林けんたろうのコミュニティー
産業社会学部
--------------------------------------------------------------------------------
教授 林 堅太郎 (ハヤシ ケンタロウ) 男
HAYASHI Kentaro
--------------------------------------------------------------------------------
■研究概要
資本主義諸国における産業と地域の活性化に関する政策課題の検討
プライバタイゼーションの国際的潮流の下でハイテク型産業再編成が進行する場合に科学技術政策などの産業政策がいかなる内容と効果をもつかを研究する。
■出身大学院等・出身学校
1969年 京都大学経済学部
1974年 京都大学経済学研究科博士
■取得学位
経済学修士
経済学博士
経済学博士
■研究分野
財政学・金融論、 経済政策(含経済事情)
■キーワード
財政学・金融論, 経済政策(含経済事情)
■研究テーマ
■アカデミック・インフラストラクチャーに関する研究 (キーワード:アカデミック・インフラストラクチャー 知的社会資本)
■環日本海経済社会圏の構想 (キーワード:環日本海 経済社会圏 国際経済地域)
■ECの対中東欧産業協力 (キーワード:EC 中東欧 産業協力)
■研究業績一覧
■共同・受託研究希望テーマ
■共同・受託研究実績
■科学研究費
■競争的研究費
■著書
■論文
■研究発表等
■研究業績(その他の活動)
■知的財産権
■所属学会
国際公共経済学会、経済理論学会、日本財政学会、環日本海学会
■教員からのメッセージ
産業政策と産業社会の関連を究明
現代産業論の林先生は、技術・産業組織と社会、政府の政策体系との関係を明らかにすることによって、産業社会の構造と発展の方向を解明する研究を続けています。サッチャー政権下のプライバタイゼーションを中心にした政策研究に取り組んだのもその一つです。プライバタイゼーションを国有企業や政府サービスの民営化だけにとどめずに、私化現象として広く現代の政策体系の基本に位置づけて分析しています。『プライバタイゼーション―イギリス産業社会の戦略―』(法律文化社)はその成果です。現在は、イギリスからさらにヨーロッパに広げて、この研究をEU(ヨーロッパ連合)の政策体系のなかで検証しようとしています。東欧やロシアの経済再建に対するEUの支援をはじめとした対外政策の研究がそれです。さらに、アカデミック・インフラストラクチャーを中心的な概念にした地域間、国際間の協力、ネットワーク化に関する実践的な政策研究も行なっており、国内での「大学都市会議」、「環日本海時代の学術協力に関する国際会議」などを毎年開催しています。政府、自治体や国公私学の大学、民間企業や団体がそれぞれの役割を担いつつ、アカデミック・インフラストラクチャーを新たな社会基盤にするためにお互いの協力や連携を強めることを提言しています。「民営化を金儲けに直結しがちなのが日本の社会。パブリックとプライベートとの区別を明確にしながらもプライベートがもっと公的、社会的な役割を強めなければいけない」と語ります。'69年、京大経済学部を卒業、同大学院から'74年、本学へ。登山、スキーなどを愛好するスポーツマン。博士(経済学)。
困ったときには