ヌーヴェル・ヴァーグ、真の最高傑作。
ヌーヴェル・ヴァーグであり、アデュー・フィリピーヌであるとしか言いようがない映画。
1961年/フランス・イタリア/モノクロ
監督:ジャック・ロジエ
脚本・台詞:ミシェール・オグロール、ジャック・ロジエ
出演:ジャン=クロード・エミニ、イヴリーヌ・セリ、ステファニア・サバティーニ、ヴィットリオ・カプリオーリ
物語:アルジェリア戦争を背景に、テレビ局で見習いをする青年(ミシェル)が、二人の女性(リリアーヌとジュリエット)の間で、揺れながらパリからコルシカ島へと徴兵前の最後の休暇を過ごす。
夜の波打ち際でのダンスがカメラの前後運動で切なく輝く。「フィリピーヌ」とは、遊びに使われる言葉。対になったアーモンドを分け合い、次に会った時、先に「フィリピーヌ」と言った方が勝ち、プレゼントを貰える、というもの。
※日本未公開ですが、2004年8月に『ダンス・イン・シネマ』で特別上映がありました。
※2004年にDVDも出ました。『パリところどころ』も収録。
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2007.7.25 二代目管理人襲名 上記は初代のままです。