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The Bereaved

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詳細 2014年11月25日 22:52更新

〜誕生〜

スウェーデンはオレブロ出身のTHE BEREAVEDの誕生は、ミカエル・ニルソン<b>とヘンリック・トラネミュル<g>がメタル・バンドを始めようと、音楽的野心を共有できるメンバーを捜し始めた1998年に遡る。

間もなくヨニー・ヴェスターバック<g>とトビアス・リュング<ds>を加えた彼らは、2000年8月、トビアスがヴォーカルを兼任する形でスタジオに入り、15カ国から32バンドが参加したBLIND GUARDIANのトリビュート・アルバム「Tales From The Underworld」に"Welcome To Dying"を提供する。当時はCLONEというバンド名を名乗っていた。
 
〜デモ〜

その後バンド名をTHE BEREAVEDと改めると、2002年、今度はヨニーがヴォーカルを担当、地元オレブロのパンク・バンドMILLENCOLINのギタリスト、マティアス・ファームと、NASUMのミエツコ・タラーツィクが共同所有する『Soundlab Studios』にて4曲入りのファースト・デモ「Inverted Icons」のレコーディングを行う。このデモは様々な雑誌やレコード会社に送られ、素晴らしい評価を得ただけでなく、契約のオファーも殺到した。その中で、ギリシャの『Black Lotus Records』からのオファーがベストだと感じたバンドは、2003年夏、同レーベルとの契約を締結すると、デビュー・アルバムの制作に向けたソングライティングを開始する。また、この過程でキーボーディストにトニー・トーレンを加え、バンドは自らのサウンドとソングライティングの幅を拡大していく。
 
〜デビュー〜

2004年1月、バンドは『Studio Underground』に入ると、プロデューサーにペレ・サエター(CRYONIC TEMPLE, A.C.T, CARNAL FORGE etc.)を迎え、3週間みっちりとレコーディングを行う。不気味なアートワークを『Seth Design』(SOILWORK, PARADISE LOST, EXODUS etc.)が担当したこの「Darkened Silhouette」は、レーベル側の都合により2005年に入ってようやくリリースされた。
 
〜苦難〜

2006年初頭、『Black Lotus Records』よりセカンド・アルバムのレコーディングを開始する許可を得たバンドは、3月に再び『Studio Underground』に入ると、2週間半かけてレコーディングを行う。今回はそこでレコーディングのみを行い、ミックスとマスタリングはあのEDGE OF SANITY, NIGHTINGALEのダン・スウォノが『Unisound』で行うことになっていた。しかしながら、レコーディングしたマテリアルに最終タッチを加えてミックスにまわせるよう、レーベルがスタジオ費用を支払うのを待っていたバンドに届いたのは、なんと『Black Lotus Records』が倒産したと知らせる電話だった…。

こうして時間だけが経過していく中、バンドは完全に動きを停止せざるを得なくなり、次なる展開を考え始めていた。一方でダン・スウォノはオランダの『Vic Records』とTHE BEREAVEDについて話をしており、後に興味を示した『Vic Records』との間で契約が成立、バンドはようやく新たな所属先を見つけることになる。

しかしながら2007年初頭、これ以上のトラブルには耐えられないと、ヨニーがバンドを去る。バンドにとって夢だったことが悪夢へと変わり、楽しみが失われてしまったと感じていた彼だったが、体制を立て直す前に船を放棄することは望んでいなかったのだ。バンドはわずか2回のオーディションを経て、後任にBLINDED COLONYのデニー・アクセルソン<vo>とCLOSERのペル・ベルグクイスト<g>を迎えると、ソングライティングを開始する。しかしながら数ヶ月共に活動した後、クリエイティヴな面での溝が埋められずデニーは脱退、バンドは再びヴォーカリストを探し始める。

〜待望の日本デビュー〜

何人かをオーディションした後、バンドのもとに、アメリカ人のシンガー、トラヴィス・ニールからのEメールが届く。新譜からのデモを1曲送られた彼は、サン・ディエゴでヴォーカルをレコーディング、その結果は素晴らしいの一言だった!すぐさまトラヴィスはスウェーデンに飛ぶとニュー・アルバムのヴォーカル・レコーディングを開始、またメンバーともあっという間に打ち解けた。こうして新たにトラヴィスを“ファミリー”に迎えたバンドは、約4年振りとなるセカンド・アルバム「Daylight Deception」を完成。ミックスとマスタリングをダン・スウォノが、アートワークをチェコ出身のイヴァン・ブラーギン(THE GATHERING, HEARSE, OCTOBER TIDE etc.)が担当したこのアルバムを手に、バンドは待望の日本デビューを果たす。2009年8月、SPIRITUAL BEASTよりリリースされる日本盤には、第一弾シングル"Alter The image"のビデオ・クリップの他、ボーナス・トラックも1曲追加収録される予定となっている。

また、その一方で、トラヴィスは元FEAR FACTORYのギタリスト、ディーノ・カザレス率いるDIVINE HERESYにも参加。ICED EARTHなどとアメリカ・ツアーを行った他、同バンドのセカンド・アルバム「Bringer Of Plagues」でもその強靭な喉を披露している。その他、トビアスはマイク・ウェッド(KING DIAMOND, MERCYFUL FATE etc.)率いるBIBLEBLACKのアルバム「The Black Swan Epilogue」でもプレイ。同アルバムは2009年6月、SPIRITUAL BEASTより世界同時発売されている。

*ディスコグラフィ
2002 Inverted Icons (demo)
2005 Darkened Silhouette
2009 Daylight Deception

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カテゴリ
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