当コミュの設立目的:
タンメン。
かつて東京・横浜に暮していた人間であれば、ラーメンの次にあるメニューはタンメン。そう信じて何の疑いも持たなかった。
だが最近になってタンメンとは塩ラーメンの野菜乗せであるという誤解が公然と語られるに至り、このままではいけないと考えた。
今はネットで調べればさまざまな情報を実に手軽に得ることができる。
Wikipediaには「タンメンとラーメンは厳密に異なるモノである」という意味の書き込みがなされている。
そもそも製法が違う。
タンメンにまず一番重要な調理道具は中華鍋である。
さまざまな、白菜やモヤシ、人参などをこの中華鍋で炒め上げ、そこに中華スープを投入。
この段階でスープに絡みつく野菜の甘みや若干焼き目のついた香ばしさをスープが吸い込んでくれる。
ゆであがった麺を湯切りしてどんぶりに入れた中に、中華鍋の中身をたっぷりと流し込む。
これこそがタンメンの本格的な作り方である。
一方、塩ラーメン野菜乗せはどうか?
どんぶりにまず投入されるのは味の素だったり塩ダレ、その上にスープを張り、ゆで上げた麺を投入。そして別鍋で炒められ・味付けられた野菜炒めが載せられる。
もちろん、このスープには野菜の甘みは解けていない。野菜の炒められたときの香ばしさも存在しない。
さて全国の人の中にはこの「タンメン」というものになじみがない方がいるかもしれない。ネットで調べた範囲では、横浜・東京を中心とした「ローカルメニュー」であることもわかってしまった。
ああ、全国の人に本物のタンメンを味わってもらいたい。そして、塩ラーメンの野菜乗せとは違うのだということを理解していただきたい。
そんな、野菜をいためた直後に沸騰するちょくぜんの中華スープのような熱い思いがこのコミュを設立させるに至ったのである。
現状:
タンメン界では、現状大きく2つの派閥が存在し、中道派が事態の混乱を招いている。それらの主張は以下の通りである。
1.タンメン原理主義者
タンメンはあくまでタンメンであり、塩ラーメンの野菜乗せは全く別のものであるというものたち(通称タンタン派)
2.改革派
タンメンの一見安直な作り方には人々を感動させる力はない。したがって日本全国に出ていくためには塩ラーメンに形を変えざるを得ないでえあろうとうものたち(塩タン派)
3.中道派(ウマじゃん派)
ウマけりゃどーでもいいじゃんという至極まっとうな主張ではあるが、「タンメン」としての味の良さを出すのはタンメン独自の野菜とスープを一緒に炒めるという手法を持っているからだという考えのものもいる。
これらのほかに各種分派により世界の裏では大きなムーブメントが起ころうとしている。
はたして最後に勝利を得るのはどの党派であるのか?