老子の道(タオ)・無為の体現者であり、曹洞禅にも造詣の深かった覚者、伊福部隆彦(無為隆彦)先生のコミュニティです。
無為修道会 人生道場公式HP
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※人生道場は無為隆彦先生によって創設され、現在はご子息の伊福部高史先生が主宰されていらっしゃいます。
伊福部隆彦先生について
宗教家・詩人・書家・文明評論家。本名伊福部隆輝。別名無為隆彦。
1898年(明治31年)5月21日鳥取県智頭町に代々神官を務める家系に生れる。鳥取県教育会講習所卒。地元で小学校教員になるが神官が嫌いで、十九才の時に文学で身を立てようと家を出て、関西で郵便局や工場ではたらきながら文学修業をする。二十三才の時に上京、同郷の文芸評論家である生田長江に師事。二十五六才で文芸評論家として文壇にデビューする。
生田長江の影響からアナーキズム的理想主義を経て東洋的農民自治思想に移行してゆき、その実践のため農民自治会の結成に参加する。東洋的自治思想への関心から制度学を提唱していた権藤成卿に師事。都市の社会学的研究に入る。しかし東洋的農民自治思想と当時の文壇の嗜好は相容れぬものであり、自らの思想を発表する雑誌や新聞などの媒体を失ってゆく。そのために売れぬ原稿しか書けなくなり生活的に行き詰ってゆく。
生活的行き詰まりから従来の生き方全般の反省を迫られ進退窮まった、四十一才の六月十五日に突如として天地と一体になる見神体験をする。この見神体験から全生活が一変する。その後、老子道徳経を読み老子の無為と自らの見神体験の同一であることを知り、以降文芸評論家としての立場を捨てて老子の研究に入り、人生道場無為修道会を主宰して独自の老子思想を展開し、老子の無為の体得に生涯を尽くす。1968年(昭和43年)1月10日逝去。
著書としては文芸評論家時代のものでは『現代都市文化批判』『現代芸術の破産』。宗教者時代のものでは『老子精髄』『老子眼蔵』『老子道徳経研究』。詩集としては『無為隆彦詩集』『老鶴』『暁闇』。その他著書多数。
無為隆彦先生は、日本の稀代の覚者、ダンテス・ダイジ氏の最初の先生でもあります。
困ったときには