Bettina Rheims(ベッティナ・ランス)のコミュ
1952年パリ生まれ。フランス・アカデミー会員のモーリス・ランスを父親に持ち、恵まれた 幼少時代を過ごします。
1972年から多感な20歳代の数年をニューヨークで過ごし、ジャーナリスト、マヌカンなどを経験後、パリに戻り、ギャラリー創設、写真家のアシスタント、 ラボ勤務を経験。そのころから、モデル、ストリッパー、アクロバット芸人や 自分の周りの友人を被写体として写真を撮り始めました。1978年26歳のときににカリスマ雑誌“エゴイスト”の創始者ビシニャックにその挑発的でエレガンスな イメージが評価され、大道芸人やストリッパーのヌード写真で同誌でデビューします。
ポートレート、ヌードを中心に作品を発表し、1982年、パリ・ポンピドーセンターで初個展を開催しました。 1983年には生と死を表現した動物の剥製シリーズを制作し注目を浴びるようになります。
その後、二重の性、転換する性、男性の妄想など、混迷する現代の性をモチーフにした作品を数多く発表し、1987年〜88年にはパリ・エスポート・フォトにて早くも過去10年間の回顧展を開催しました。
以後、数々の個展を開催し、ヴォーグ、マリークレール、フィガロなどのファッション誌で活躍するとともに、ビデオやコマーシャル・フィルムも制作しています。
写真集も“ベッティナ・ランス”(絶版)、“フィーメイル・トラブル”(絶版)、“モダン・ラバース”(絶版)、 “シャンブル・クロース”などを出版しています。
その後も、1994年にはパリ市写真大賞受賞、1995年にフランス大統領公式カメラマン、1997年44歳でレジヨン・ドヌール勲章も受賞し現代フランスを代表する写真家として評価を受けています。2004年にはヘルシンキ市立美術館で初の回顧展が開催され、欧州を巡回しています。
現在は雑誌、広告、ファッションの仕事を手掛けるとともに、幾多の個人プロジェクトに取り組んでいます。
日本では89年、91年にパルコで写真展を開催しているとともに、朝日出版社から写真集“フィーメイル・トラブル”、“ モダン・ラバース”を刊行しています。
2000年には小田急美術館で写真展“イエスの生涯 ”を開催しています(アート・フォト・サイトhttp://
写真は写真集INRIの書影。
http://
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