遊郭を舞台に描かれる鮮烈な花魁模様を描いた作品です。
艶女たちの色香で溢れる華やかな遊郭都市、吉原。街一番の妓楼・秋月楼で働く花魁『紅』は、おっとりとした優しさと美しい容貌で高い人気を誇っていた。
その吉原で、続けざまに殺しが起こる。被害者はいずれも遊女と国の高官。街に不穏な空気が漂いはじめたある日、正月の大行事“花魁道中”を控えた紅の元に、不気味な脅迫状が届くが……。
愛と憎しみの黒い渦に巻き込まれた、幼き花魁の行く末や如何に!
第15回電撃小説大賞で電撃文庫MAGAZINE賞を受賞した鷹羽知の長編デビュー作です!
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