Nigel Cooke ナイジェル・クック

　

　イギリスのマンチェスター出身（1973生まれ）の画家Nigel Cooke( ナイジェル・クック)のコミュニティです。


　彼の絵画は、技巧的なトロンプ・ルイユ（騙し絵）を用いて描いています。描写力はかなりのものだと思います。巨大な画布に精緻な描写で、主題はロマンチックですが、絵はグラフィカルです。現代文明と壮大な自然という相反するようなものが、画面上で融合していますね。ロマン派的な叙情性、シュールレアリズムのダブルミーニング、壁のグラフィティ、抽象的な形、線描のアニメーション、過去の様々な平面絵画技法がエクレクティックに混在していますね。

　Stuart Shave Gallery(London)やAndrea Rosen Gallery(NYC)で個展を行っていました。

　Biography　→　http://www.modernart.net/artists/nigel-cooke/biography

　日本のメディアでは、2005年7月号の『美術の窓』に「誌上展覧会：イギリス具象絵画展」の作家として、Peter Doig（ピーター・ドイグ）らと共に紹介されていました。