イツァーク・パールマン
Itzhak Perlman, violin
1945年イスラエルのテル・アヴィヴ生まれ。
ヴァイオリンの巨匠として紛れもなく君臨しているパールマン氏は、クラシック音楽家が通常経験しない“スーパースター”の地位に立っている。才能だけではなく、その魅力と間性によってこよなく愛されており、その超人的テクニックだけでなく、音楽を奏でることに対する彼の押さえ切れない喜びを、世界中の誰もが高く評価している。
イスラエルに生まれ、テル・アヴィヴ音楽院を卒業後、すぐにニューヨークに渡り1958年の13才の時TV「エド・サリヴァン・ショー」への出演をきっかけに演奏活動を始める。その後、ジュリアード音楽院に学び、1964年のレーヴェントリット国際コンクールで最年少優勝。以来、世界中のあらゆる主要オーケストラとの共演はもとより、リサイタルや音楽祭に数多く出演している。
パールマン氏は過去4回にわたりエミー賞を受賞。レコーディングは、定期的にベスト・セラー・チャートに載り、15のグラミー賞を受賞している。アカデミー賞受賞のスティーヴン・スピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』では、ヴァイオリン独奏を行なっている。
パールマン氏がステージに立ち、カメラに収まり、そしてさまざまな場面に登場することは、身体の不自由な人々の代表として語ることにもなる。従って、彼の人生にとっては身体の不自由な人々への貢献がとても大切な部分を占めているのである。