地球史の新仮説、スノーボールアースについて語りましょう。
スノーボールアース…Wikipediaより
スノーボールアース(Snowball Earth, 雪球地球、全球凍結、全地球凍結)とは、地球全体が赤道付近も含め完全に氷床に覆われた状態をいう。
先カンブリア紀の終わり頃(6億〜8億年前)、実際にこのような激しい氷河時代が存在したという考え方が地球史の研究者の間で主流となりつつある。これをスノーボールアース仮説といい、1992年にカリフォルニア工科大学のジョー・カーシュヴィンク教授がアイデアとして専門誌に発表したのが発端である。その後1998年にハーバード大学のポール・ホフマン教授が南アフリカのナミビアでのキャップカーボネイト調査結果などをまとめて科学雑誌サイエンスに投稿し大きな反響を得た。
この仮説において注目するべき点は、全球凍結という壮絶な環境変動が原生生物の大量絶滅とそれに続く跳躍的な生物進化をもたらしたとされることであろう。たとえば酸素呼吸をする生物の誕生や、エディアカラ生物群と呼ばれる多細胞生物の出現などがスノーボールアース・イベントと密接に関わっていると考えられている。
スノーボールアース仮説では、凍結状態を脱出する方法として、火山活動に由来する二酸化炭素などの温暖化ガスの蓄積を挙げている。液体の海は大気中の二酸化炭素を吸収するため、大気中の温暖化ガスの濃度はある程度に抑えられ温室効果による温度上昇も抑制される。しかし、全球凍結で海も凍りついている場合には、火山から放出された二酸化炭素は海に吸収されることなく大気中に蓄積される。これが大きな温室効果を発揮して大気の温度を上げ、氷床を溶かすに至り全球凍結状態を脱出するとしている。
最近の研究では、先カンブリア紀末の約2億年の間におそらく4回の全球凍結が起こった、またそれ以前の約22億年前頃にも全地球的な寒冷化が発生した(ヒューロニアン氷期)と考えられるようになっている。
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