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「他力(TARIKI)」五木寛之

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詳細 2018年2月15日 15:29更新

 このコミュニティーは、作家の五木寛之氏が書かれた「他力(TARIKI)」を読み、自分自身を育てるヒントや日々のことばとして使っている人たちが、集えば良いなと思い作りました。
 「他力」だけでなく、五木寛之氏の敬慕する方々にも、たくさん参加していただければ良いなと願っています。


 他力(TARIKI) 五木寛之著 〜1998年講談社初版〜


(五木氏の表紙裏書から)

 <他力>とかいて、<タリキ>と読みます。よく<他力本願>などと安易に使われますが、じつはこの<他力>は、出口なき闇の時代にギラリと光る、日本史上もっとも深い思想であり、すざまじいパワーを秘めた<生きる力>です。

 もはや現在は個人の<自力>で脱出できるときではありません。法然、親鸞、蓮如などの思想の核心をなす<他力>こそ、これまでの宗教の常識を超え、私たちの乾いた心を劇的に活性化する<魂のエネルギー>です。この真の<他力>に触れたとき、人は自己と外界が一変して見えることに衝撃をうけることでしょう。



(五木氏の末尾のあとがきから)

 いまの私には、正直なところ、国を憂えるという気持ちも、時代を憂えるという感覚も、ほとんどありません。もしも本気で憂えるとすれば、それは自分自身のことだけです。

 無責任といえば、まさにその通りです。自分でも、なんと勝手でわがままな生きかただろうと思うときがあります。

 しかし、国も、時代も、この一個の自分自身の中にある、という気がしてならないのです。仏の光がさすのも自分ただひとりのため、と、かつて親鸞は言いました。それを親鸞独特の逆説的な表現だったとは、必ずしも言えないと思います。

 人は宗教的なものに目覚めることによって安心立命できることは決してありません。どれほど深い信仰を獲得したとしても、人間としての悩みや恐れは消えないでしょう。むしろ大きな悲しみや、生きる痛みは、信仰に目覚めたことで、いや増すことのほうが多いと思います。

 <他力>という考えかたもそうです。完全な<他力>を捨てることなど、不可能です。しかし、<他力>こそ<自力>の母であると感ずるとき、生きる不安や、悩みや、恐怖に最後のところでなんとか耐え踏みとどまることができるような気がするのです。(中略)



〜「他力」の中から〜

・・・、自分で決心し、努力するのでなはく、むしろおのずと「大きな力」によって、自然に引きよせられることなのではあるまいか。(中略)


・・・、「やる気」を起すこと、また、「人事をつくして天命を待つ」という気に、おのずとさせる不思議な力、それこそまさしく<他力>の働きの本質でしょう。(中略)


〜「他力」について語ること〜
 「他力」は、100のテーマ(3ページ)で続けらています。五木氏が、これまで生きて来た中での悩み、苦労し、考え続けて来られたことが、年月を経て集約されて来たものと思います。
 トピックを通して、色々意見交換ができると良いなと願っています。(管理人)





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