作品を目の前にすると一瞬自分が今何を見ているのか?何に対峙しているのか、イメージが見えては消え、見えては消え、瞬間どこかに放り出されたような心地よい錯覚を覚える。
均質であるかのような作品が内包する鉛筆の緻密な線と胡粉、白亜との交錯。いつまで眺めても人の頭では到底処理が出来ない。それは宇宙を想像ずる時の途方もなさに似ている。
50年を越える画業、永遠と続き繰り返される「無題=untitled continuous file」多くの絵画が忘れ落としてきた作品がそこに存在する本当の意味を教えてくれます。
1928年 鳥取県生まれ
1943年 歌人文人画家、早川幾忠や彫刻家、辻晉堂の教えを受ける
1951年 上京し代々木絵画研究所に通う
1960年 初個展 村松画廊にて 3年連続
1962年 五番館画廊にて個展
1963年 秋山画廊にて個展 以降 10年連続
1970年 田村画廊にて個展
1973年 田村画廊にて個展
1975年 シロタ画廊にて個展 3年連続
1977年 御茶ノ水画廊にて個展 8年連続
画集「黒」(沖積舍)刊行
1978年 京都ギャラリー観にてグループ展
1985年 淡路町画廊にて橋本真之と共に二人展
1986年 ギャラリー 21にて個展
1988年 横浜市民ギャラリーにてグループ展「 POINTNOW'88」
1989年 横浜市民ギャラリーにてグループ展「 POINTNOW'89」
1990年 編著「目食帖」(学生社)刊行
1991年 御茶ノ水画廊にて個展 2年連続
1992年 古心堂画廊にて個展 「白と純白のあひだ」
1994年 歌集「伯伎集」(古心堂画廊)
古心堂画廊にて個展 「言霊の記憶」
京都俵屋画廊にて個展 「言霊の記憶」
古心堂画廊にてグループ展 「風の会」
1995年 古心堂画廊にて個展
古心堂画廊にてグループ展 「磊の会」
米子市美術館にて個展
1996年 古心堂画廊にて個展 2年連続
1998年 俵屋画廊にて個展 6年連続
1999年 井上画廊にて個展
土曜美の朝に出演
2000年 鎌倉・ジ・アースギャラリーにてグループ展
2002年 米子・百花堂ギャラリーにて個展
2004年 井上画廊にて個展
2005年 鎌倉・ジ・アーズギャラリーにて個展
2006年 俵屋画廊にて個展 「万葉集筆字展」
銀座・宮坂画廊にてグループ展
2007年 渋谷・ギャラリーアンドウにて個展
2007年 6月19日他界
2008年 個展(俵屋画廊/京都)
個展(百花堂ギャラリー/米子)
個展「齋鹿 逸郎 展」-an immortal works-(ギャラリエ アンドウ/渋 谷)
他多数
困ったときには