プロヴィナージュ
【プロフィール】
●馬齢:牝馬・引退・鹿毛
●生年月日:2005年02月03日
●血統:父・フレンチデピュティ×母・ボーンスター(母父・サンデーサイレンス)
●所属:小島茂之厩舎(美浦)
●馬主:林邦良
●生産者:社台ファーム
●せり情報:2005年セレクトセール(945万円)
●馬名の由来:伝統的な葡萄の木の植樹法
●戦績
中央29戦【4-6-5-14】
→主な重賞*2008年秋華賞(G1)3着、2010年阪神牝馬S(G2)2着、10年クイーンS(G3)2着、10年朝日チャレンジC(G3)2着、10年京都大賞典(G2)3着、11年阪神牝馬S(G2)4着
地方2戦【0-1-0-1】
→主な重賞*2008年関東オークス(G2)2着、2012年TCK女王盃(G3)7着
●経緯
出会いは、2008年秋華賞(G1)…前走シリウスS(G3)16着と大敗後、芝の牝馬三冠に果敢にもチャレンジしたプロヴィナージュ、最後の出走枠を引き当てテン乗り哲ちゃんと出走し、見事な逃走劇で粘っての3着…大万馬券を演出
その後も元町S(4着)、寿S(2着)と勝ちきれないプロヴィナージュ
フェブラリーSデーで生観戦した初音Sも逃げきりをはかるところを、ルメールに差しきられ2着
続くサンシャインSはカッチーと出走し、逃げれず先行策も離された3着…距離の壁でしょうか?
メトロポリタンSは軽ハンデ52Kでカッチーと出走も、先行失速し15着と大敗。
しかしついに哲ちゃんとのコンビで秋の復帰戦・三春駒特別で快!!
ドンカスターSはルメールで挑戦も4着…やはり芝向きかな…。
そして昨年4着のリベンジマッチとなった元町Sで2番手から鋭く抜け出し人気の武豊騎乗のレッドシューターに競り勝ち4勝目
2010年の初戦は京都牝馬S(G3)ではなく東京新聞杯(G3)に出走
9番人気で4番手追走もレットスパーダに完敗の8着…タイムは1分32秒8を刻む。
続く六甲S(阪神・OP・芝1600)は騎乗停止中の哲ちゃんに替わり藤岡騎手を背に4番人気で挑むもスマイルジャックに敗れて3着
続く距離短縮の阪神牝馬S(G2)に哲三さんと挑み、アイアムカミノマゴに離されたものの差す競馬で2着を死守
哲ちゃんと挑戦した2度目のG1ヴィクトリアマイル…5番人気まで押し上げられるものの…大外が響き、3番手追走も馬群に吸収され9着…残念。
迎えた復帰戦…札幌クイーンS(G3)3番人気で哲三さんと出走。果敢な先行策で怪我から復帰した武豊騎手のアプリコットフィズ(牝3)に屈したが2着に粘る。
栗東で調整して絶好の形で出走した朝日チャレンジC(G3)、少頭数9頭、哲三騎手4勝と相性のいいレースでしたが、皐月賞馬キャプテントゥーレ(小牧)にするする逃げ切られて2着確保が精いっぱい。牡馬相手だと厳しいか…。
向かえた京都大賞典(G2)、オウケンブルースリーとメイショウベルーガ二頭の一騎打ちムードで4番人気…3番手追走で最後の直線一旦先頭に立ったが…外から一気に牝馬の星メイショウベルーガが怒濤の追い込み…追いすがるもオウケンにも差され3着!!
向かえた大目標のエリザベス女王杯だったが、ザ石のため前日取り消し…残念無念。次走、愛知杯(G3・小倉・芝2000)を予定していたが出走取り止めて放牧に出されました。
2011年、ダノンシャンティ、メイショウレガーロ、トゥザグローリー、ヒルノダムールなど強豪が揃った京都記念(G2)に休養明けのプロヴィナージュが出走。
8番人気で出走し8着でフィニッシュ。
震災の影響で延期、中山開催から阪神開催になった中山牝馬S(G3)に出走するもチグハグな競馬でペースに乗れず10着に大敗
連闘で臨んだ阪神牝馬S(G2)、哲ちゃんを背に出走も結果は4着。敗因は適正距離よりも滞在でなく一旦帰厩してのUターン出走になったためか…
万を持して栗東滞在で望んだマーメイドS(G3)、直線失速し見せ場なく13着に大敗…故障じゃなく一安心。
11.12京都のアンドロメダSで復帰したが見せ場なくユニバーサルバンクの9着。
クイーン賞(船橋・G3)を見送り年末の小倉・愛知杯に新コンビ川須くんと目指していたが右目に外傷を負い回避。
次走は哲ちゃんとのコンビでTCK女王盃(大井・G3)にトップハンデ57Kで出走、7番手追走も伸びず7着。斤量が響いたか…。
●近況
2月15日付けで登録抹消されました。重賞は勝てませんでしたが、その分を産駒に託しましょう。お疲れ様でした。