Volunteeartとは・・・
volunteer&artのコラボレーションです。
“芸は身を滅ぼす”、“芸は身を助ける”とは昔からよく言われますが、皆さんはどちらだと思いますか?
私は、
“芸は自分の身を滅ぼすかもしれないけれど、その分、多くの誰かの身を助けるもの”
と思っています。
それは、ボランティアも同じです。
自分の身を削ってでも、誰かを助けたい。誰かを生かしたい。この気持ちがなければ、ボランティアワークをすることは大変難しいです。特に主催者は、偽善だけではできません。
私の動機は、病気であったとはいえ、何度も何度も自殺未遂をし、色んな命を犠牲にし、色んな人に迷惑をかけ、色んな人にお世話になったことへの罪滅ぼしです。だから、大げさかもしれませんが、どんな代償を払ってでも、この仕事を成し遂げたかったのです。
私は、アートディレクター(広告、イベント、PV映像、CM映像などの映像関係、美術的なものの総合監督)になることも、また一つの夢でした。しかし、精神障害の病がなかなか治らず、会社や企業に属することができませんでした。それ故、社会貢献できることの範囲は、家事手伝いや、ボランティア、作家活動などでした。モデル業は、消去法でそれしか選択肢がなかったため、選んだ職業なのです。
この活動は、Volunteeart の第一歩です。そして、私は、アートディレクターにはなれなかったけれど、ボランティアートという分野を確立し、25才を目前に、ボランティアートディレクターになれました。気持ちとしては、オリンピック選手にはなれなかったけれど、パラリンピックという分野を確立し、パラリンピックの選手になれた気持ちです。
これを成し遂げられたことは、大学で、他者へのためのビジュアルコミニュケーションを教えてくれた、作る事を面白いと感じさせてくれた福島先生、命を犠牲にして私たちは生かされていることを教えてくれた調理師学校の皆さん、mixiに招待してくれたナオコさん、mixiからのコミュニティ、トピック募集、そこへ参加してくれた皆様、友たちの応援、家族の支援、今まで私の心を支えてくれた多くのアーティストや作家さんたち、今まで苦楽を共にした仲間たちや、私をモデルにしてくれた描き手さんたちの、作る事への情熱があったからこそ、その影響を受け、私も頑張ろうと思えました。
そして今夜一番の感謝、御礼申し上げたい人たちは、一緒に仕事をしてくれたCASTの皆さんです。皆さんは、初代ボランティアートメンバーであります。
デザインは、自分の功績の事よりも、自分の給与や生活のことよりも、クライアントや広告代理店のことよりも、自分の会社よりも、なによりもターゲットのため、お客様のため人のためを、真に重視し、それを面白いと感じられなければ、いいデザインは産まれません。
それが出来なければ、アートディレクターになれたとしても、虚しいだけです。特に、苦楽を共にした大学の仲間たちには、より人のためを思う、人の事を一番に考えることのできる、密度の濃いアートディレクターになってほしいと、切に願っております。
私はこの活動を、今回限りでなく、次につないで行き、この分野を普及、確立させていきたいと思っております。最後までお付き合いしてくださったCASTの皆様、本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。
2009.02.21 “バレンタインは誰のため” 初回活動報告より。
代表 volunteeart director mayuko.h
困ったときには