フエール銀行@ドラえもんの道具

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詳細 2021年5月13日 22:37更新: ドラえもんの道具の中で｢フエール銀行｣くらい秀逸なモノは無い｡
フエール銀行は(てんとう虫ｺﾐｯｸｽ30巻収録)に登場する｡

10円を元金に預けると､一週間で9000万円｡(正確には89943774円也)

｢一時間５割｣という反則的な歩合の｢一年定期｣だと元金を1.5%で8760回まわした計算である｡10円だろうが何万円だろうが､数日の差である｡

電卓を使ってみる・・・｡
｢10円を一年定期｣と張り合いも無い言葉だが､フエール式で代入すると､

10*1.58760イコール 36260127・・・・・・・・・・・・・・・・(1543ケタ)｡

数字が1543個並ぶという金｡どう捻っても莫大としか言えない金｡ドル為替にした所で1541ケタである｡世界経済の終焉である｡極端すぎて計算結果が疑わしいですが､今の自前の計算力では確かめる術が無いです｡

銀行の仕組みとは如何なる物か｡コレを読者に愉しく解説する教育の上で素晴らしい話ですが､銀行となると歩合の数値が細かく小数点の利率なんかも出てくるので忠実な再現は難しい｡そこにひみつ道具の｢ひみつ｣が良く効きます｡

フエール銀行が取り扱う数値は｢一時間｣｢1割｣｢2割｣｢5割｣｡
｢準バイバイン｣的なフエール銀行の効果は垂涎モノ｡

小遣いを増やす為にドラえもんが取り出したのが｢フエール銀行｣で一時間で一割の複利が積もっていくと言う魔法の銀行｡

当然こんなモノを何故ドラえもんが使ってなかったかという疑問が出る懸念があるが､コレは専ら銀行の説明用に姑息的と言ってはアレかも知れないが､一話限りの｢銀行コーナー｣であって､｢解り易さ｣向上の為､仕方なく少々ラジカルな設定になっただけの事である｡

しかし､放物線状(たぶん)に預金が増えていくのを碌に見届けないまま､貸し出し窓口に走ったのび太｡銀行の良さばかりを教えるわけにもいかぬと思ったのだろうか､｢輸入物のプラモ｣がターニングポイントになる｡
利子は一時間に2割｡この恐ろしい暴利を前にして､｢今､金を持っていない故に取られる事は無い｣と考えたのび太は当然泣きを見る事になる｡今回の様に5000円借りた場合､一時間後にはもう1000円の複利が持ってかれる｡計算してみると､2日もせずに野比家は吹っ飛ぶという脅威｡

フエール銀行
http://bank.eikun.net/

口座を開設したら早速預金してみましょう。
●預け入れ
1時間に10.00%の利息がつきます。
国内外で最も高い利息を設定しております。
詳細はシミュレーションをご利用ください。
定期預金は、1か月、1年の2種類があります。それぞれ利息は1時間に20.00%、1時間に50.00%となっております。
中途解約はできません。
●貸し出し
1時間に20%の利子で貸し出ししております｡
各店舗右側の窓口よりご利用くださいませ｡
書類等一切書かずに数秒で数円から数億円まで借りられます。
ご返済はいつでも承っております｡窓口にてご返済いただくか､貯金箱を用意して1時間お待ちください｡

※お知らせ
・フエール銀行は振込業務を行っておりませんので振り込め詐欺には遭いません｡
・｢当行カードローンをご利用の皆様へ｣使用後1時間以内に全額引き落としとなります｡それまでに全借入額をお客様の口座に入金しておいてください｡その場合の利子はかかりません｡1時間を超えますと､1時間につき2割の利子を頂戴いたしております｡