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タキオンエネルギー

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詳細 2017年3月16日 20:49更新

タキオンエネルギーについてのコミュニティです。

是非入ってください。



【タキオンとは??】
タキオン(tachyon、ギリシャ語のταχύς「速い」の意より)は、超光速で動くと仮定されている粒子。1960年代、アメリカの物理学者ジェラルド・ファインバーグによって提唱された。SF作家が作品中で超光速通信の手段として用いたり、タキオングッズとして疑似科学の世界で引かれたりもする。

タキオンに対して静止質量0で真空中を光速で運動する粒子をルクソン(luxon)(タキオンとの混同からかルクシオンとも)、正の実数の静止質量を持ちどんなに加速しても真空中の光速には達しない粒子をターディオン/タージオン(tardyon)と呼ぶ。

特殊相対性理論の教えるところによれば、通常の物質(ターディオン)はどんなに加速しても光速に達することはない。そのため、特殊相対性理論に反しないように仮定された超光速粒子タキオンは、以下のようなターディオンとは正反対の性質を持つ。

ターディオンはどんなに加速しても光速を越えることはないが、タキオンはどんなに減速しても常に超光速であり光速以下になることはない。また、ターディオンがエネルギーを与えれば与えるほど加速していくのに対して、タキオンはエネルギーを失えば失うほど加速していく。

タキオンのエネルギーと運動量は測定可能な物理量なので実数であることが期待されるが、上記の場合、静止質量は虚数となる。

さらに、タキオンの固有時もまた、虚数である。

超光速で動くため、チェレンコフ放射によってその存在が確認できるのではないかと考えられ、様々な人が何度も検出を試みたが、依然成功していない。タキオンが存在し、ターディオンと作用を及ぼしあうなら、因果律が破られてしまうか、あるいは、因果関係が観測者によって異なってしまう。そのため、ターディオンとは干渉せず、存在したとしても発見は不可能ではないかとも考えられている。またタキオンは計算上は理論に反しなくても最低エネルギー状態が無限速であるなどの面から不安定解であるため、素粒子論においてはタキオンも含むような素粒子表を導出する理論は誤りであると見なされている。

1974年3月8日に、ロンドン発の外電が「オーストラリアの物理学者によって、タキオンの存在を示唆する実験結果が検出された」と報じたが、これは間違いであったと考えられている。

近年、「タキオンを含んでいる」と称する商品が販売されているが、前述のようにタキオンは理論的に光速度以下には成れない存在であるから、タキオンを光速度以下の何かに閉じ込めたり含有させたりする事は不可能であると言える。

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開設日
2009年2月21日

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カテゴリ
学問、研究
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