母の日は誰のものか?お母さんと子どものためのものでしょうか。でも、その「お母さん」は「生きている」のが前提になってはいませんか。もともと、母の日の起源は、アメリカでお母さんを亡くした子が行った追悼のあつまりにあります。今回の企画ではその起源に立ち返ります。
もうこの世には生きていない、亡くなってしまったお母さんにギフトを贈ることはできなくても、言葉に想いを乗せて届けることはできます。私たちは文集を通してそんな声を届ける郵便屋さんになります。今、改めてお母さんに伝えたいこと。感謝の気持ちはもちろん、後悔、さみしさ、怒り、それぞれの心の中にある、お母さんへの素直な「ほんとう」の気持ちを伝えてもらえればと思います。
「何歳になっても、子どもは子ども。お母さんの子どもには変わりない」ということから年齢制限は設けないことにしました。幅広く、多様な声とともにその中に共通して響く何かが発見できるような文集をつくれればと考えております。文集は選考の末、4月中旬に書籍化される予定です。
ちなみに昨年の母の日に「101年目の母の日〜今、伝えたい想い〜」と題した文集を手刷りで1000部発行しました(初版は和紙で500部)。