26世紀
21世紀のこの世界は
僕等の所為か、僕ら以外の全ての所為か
何故か性に合わず
例えば
言葉を発さなくとも分かりあいたいだとか
だけどきっと26世紀になっても
分かり合えないままに
未熟で
31世紀を望でいる
それでも
脳内に音楽再生装置が内蔵され
北極クマは氷の上で踊り
好きな時間に起きて
逢いたい人に10秒で逢いにいけるような
そんな時がくればいいのに
今日も
劣化ウラン弾がどこかで投下され
僕らはただ惰眠を貪る
そんな事も知らずに
ただ明日が来なければいいと願っている
21世紀に辟易している
僕らは26世紀が欲しい
例え
それがどんなものだとしても
ただなんとなく
26世紀が欲しい