『ニック&ノラ・インフィニット・プレイリスト(原題)』(Nick & Norah's Infinite Playlist)
ライブに来ていたノーラは、友達への見栄で「5分だけ彼女になって」とお願いしてバンドのベーシストのニックにキスをしたことから始まる1夜の青春ラブストーリー。
【あらすじ】
ニューヨークのインディバンド「The Jerk Offs」のベーシスト・ニックはガールフレンドのトリスと別れたばかりで傷心の毎日。ニックはヨリを戻せると信じて、彼女のためだけに選んだ音楽のミックスCDを10枚近く作って贈っていたが、彼女はそれを聴かずにただゴミ箱へ捨てるだけだった。
トリスの友達ノラはニックに会った事はないが、それを拾っては彼の選曲に心惹かれ楽しんで聴いていた。ナイトクラブでニックのバンドが演奏している晩にノラと親友のキャロラインも訪れ、ノラはニックの演奏姿に惹きつけられる。そこへトリスが新しいボーイフレンドを伴って現れるが、デートの相手がいないとトリスに思われたくないノラはニックに5分間だけ彼氏を演じてもらえるよう頼む。二人がキスをしているのを見たトリスは急に嫉妬を感じ始め、ニックを取り戻そうと決める。ニックとノラは伝説的なバンド「Where's Fluffy」のシークレット・ギグ(ライブ)の場所を探すため、真夜中のマンハッタンをバンド仲間と共に走り回ることに…。
監督は、ニューヨークに住むラテン系の16歳の少年の青春と家族関係を描いた『レイジング・ヴィクター・ヴァルガス』のピーター・ソレット。出演はニックに『JUNO ジュノ』のマイケル・セラ、ノーラに『ヒラリー・ダフのハート・オブ・ミュージック』のカット・デニングス。
原作はレイチェル・コーンとデイヴィッド・リヴァイアサンの「Nick and Norah’s Infinite Playlist」です。
原作では主人公のバンドでベースをやっているニックが、振られた元彼女の前でいい格好をしようと近くにいた女の子のノーラに「5分だけ彼女になって」とお願いして、元彼女にキスを見せつけたことから物語がはじまります。
映画では物語のきっかけのとなる「5分だけの恋人」のお願いという重大なシチュエーションを、ノーラーからニックにしています。男女逆転です。