泣く子も黙る恐怖の少年探偵団、それがにゃーちゃーずである。
【にゃーちゃーずの誕生】
わんちゃーずは資産家である川村氏の所有するPS2の中に入っていた鉄拳を狙っていた。にゃーちゃーずの結成を提案したのは、この川村家の次男川村海渡である。名監督更田学がわんちゃーずにさらわれてしまう。更田がさらわれてから三日目、更田の弟子である鎌田泰裕少年が不安な気持ちで更田の帰りを待っていると、そこに川村少年が現われる。そして川村少年は、少年だけからなる探偵団『にゃーちゃーず』を作り、そして少年探偵団で更田を救う事を提案した。
【にゃーちゃーずの団員】
結成時は 6人だったにゃーちゃーずの団員も、後の『熱海事件』の頃には 5 人に減っている。にゃーちゃーずを結成した川村海渡少年は、『にゃーちゃーず』に再度ドライバー役として現れる。シリーズ中、団長の鎌田少年以外でよく登場する団員は田中健太郎少年と大島淳平少年(ぺーちゃん)である。活発な少年で力も強い「田中君」と、その名の通りのろまな性格の「ペーちゃん」の対比が際立つ。
【チキチキ子猫団】
にゃーちゃーずの団員達は普通の少年であるため、その活動は余暇を利用してのみに限られ、夜間帯・危険な活動は不可能。この不都合を補うため、鎌田少年が、彼を“兄貴”と慕う、バーミヤンに入り浸る浮浪児を糾合して結成したのがチキチキ子猫団である。団名は“浮浪児を仲間にすると、良家の坊ちゃんの集まりであるにゃーちゃーず団員達から不興を買う”と言う理由から、別の機関にしておく必要があった為。“「チキチキ」などと言う名前は嫌だ”と石川少年(のちに子猫団長)は言ったが、鎌田少年が“東大受験がんばれよ”と説得して納得させた。なお、チキチキ子猫団は落語興行で活動資金が潤沢になった事から“グレチキ子猫団”と改称された。
【七つ道具とにゃーちゃーずバッジ】
にゃーちゃーずの団員は七つ道具を持っているが七つ道具として何を持っているのかは時期によって異なる。風の噂によればにゃーちゃーずの団員は、万年筆型懐中電灯、「のこぎり、はさみ、きりなどさまざまな刃物類がおりたたみになっている」小型の万能ナイフ、「じょうぶな絹ひもでつくった」縄梯子、万年筆型望遠鏡、時計、磁石、小型の手帳と鉛筆、小型ピストル(レミントン・デリンジャー若しくはコルト・ポケット)の七つを携帯している。
この他、小型写真機、指紋を調べる道具、万能鍵たばをあげている。他にも呼び子の笛、黒い糸(小穴を空けたブリキ缶にコールタールを入れたもの。犬を使った追跡に使える。)がある。また鎌田少年専用の道具として「どんな熱海のかぎ穴にも当てはまる鍵」、手品師の使う魔法の杖などがある。川村少年専用としてはの車の鍵。田中少年専用としてはシャンプー道具。大島少年専用は薄着。そして石川少年専用は特にない。