大阪市北区のJR大阪駅前の交差点で、堺市の男性会社員が車にはねられ、約3キロ引きずられて死亡したひき逃げ事件で、大阪府警曽根崎署捜査本部は5日、住所不定の建築会社元従業員でホストの吉田圭吾容疑者(22)を殺人、自動車運転過失傷害と道交法違反(無免許運転)容疑で逮捕した。「交通事故を起こして逃げた。無免許運転で酒を飲んでいた」と容疑を認めているという。
調べでは、吉田容疑者は10月21日午前4時15分ごろ、北区梅田1の国道176号交差点付近でワゴン車を運転中、歩いて道路を渡っていた男性会社員をはねたうえ、車両の下に巻き込んだまま約3キロ引きずって死亡させ、国道2号を通って同市福島区吉野4の市道に遺棄した疑い。
男性会社員は背中の損傷が激しく、あおむけに引きずられたらしい。路上には、血痕とみられる黒い線が続いていた。はねられた現場に靴とノート、遺棄現場にはかばんが残されていた。
死因は、頭の骨や肋骨(ろっこつ)の骨折、全身打撲などの外傷性ショックで、引きずられたことが致命傷だった。
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