桂文生師匠は、浅草演芸ホール9月下席夜トリに出ていらっしゃる。
「どうぞ・・・気を・・・たしかに・・・お持ちくだ・・・」のおもしろい師匠だと、これまでは思っていたが、なかなかどうして、こうしてじっくり噺を聞いてみると、色っぽい。70歳ちかくなって、あの年齢にならなければ出てこない色気というものがある。
そして、またマクラがおもしろい。
若いころ勤めた履物やが左前になって、夜逃げの手伝いまでやったとか。その履物やの娘から昨日50年ぶりに電話があったこととか。
落語家になって、某有力師匠から目をかけてもらって、娘を嫁にと言われたが、ある理由で断ったとか。その師匠から将来嫁をもらったらぜひ見せにこいと言われたとか。
この師匠の口調で聞くとじつに話が色っぽい。
こんな風に年をとっていきたい、と思わせる師匠である。
(「棒鱈ぼうだら」「お見立て」「厩うまや火事」「一人酒盛り」など〜30日まで)
ご存知、桂文生師匠を応援するコミュ。
プロフィールは「落語協会」
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