緒形拳さんが、肝臓ガンでも無理をしてまでも仕上げた遺作の風のガーデン。
ドラマの主人公もガンを患って人生の最後を考えるドラマです。
緒形さんは、命を削ってまでも何かを伝えたかったように思えてなりません。
その伝えたいことを知りたくてコミュニティーを作りました。
あらすじでは、ガンの主人公が家族に許してもらえるかの物語です。
私は死と向合うこと医療の現状を伝えたくてドラマに出演したように思えてならないのです。
ドラマの制作が始まる前に解っていたはずだと思うのです。
その伝言を受け取ることが、必ず故人の遺志を受け継ぐ事になると言えないでしょうか?
<物語>
東京の有名医大病院の麻酔科准教授・白鳥貞美(中井貴一)。死期の迫った患者を楽にする緩和医療のエキスパートでもある貞美は、麻酔学界の権威である。その爽やかな風貌と明るさは、病院内でもひときわ目立ち、その華麗な女性関係は万人が黙認してしまっている。しかしその陰で、貞美自身が末期癌に冒されている事を知る者はいなかった。己の死を意識するにつけ、貞美の心に故郷・富良野に帰るという選択肢が浮かぶ。そこには父・貞三(緒形拳)と二人の子供・ルイ(黒木メイサ)、岳(神木隆之介)が暮らしているが、7年前から音信が途絶えている。貞美は、女性関係のもつれから妻・冴子を自殺に追いやった過去があり、そのことから父に勘当され、子供たちに会うことも許されていなかった。年老いた父は孫たちとともに、妻が残したブリティシュガーデンを育てている。季節ごとに咲くさまざまな花たちを風が撫でていくその美しいガーデンに、貞美が迎え入れられる日は来るのだろうか…?
脚本 : 倉本 聰
「死を目前にした一人の麻酔科医を主人公に、「人が最期に帰る場所」を描くドラマです。タイトルにもある「ガーデン」には、三途の川を渡るところの向こう側に見える花園、という意味合いがあって、どうやってそこへ行き着くのか、つまりどう最期の時を迎えるのか、ということを描いてみたいと。家庭崩壊、ターミナルケアなど、今の日本で問題になっていることをベースに据えながら、死ぬということについて考えた作品です。
設定を麻酔科医にしたのは、痛みを取り除く専門家である医師が、自分が末期癌だということになったとき、どう自分を死に向かわせるんだろうかという発想があったからです。死を目前にしたとき、恐れと生きたいという気持ちとが自分の中でどういう状態になるのだろうかということを、僕なんかはリアルに考える年齢なんですよね。
医療、花、ガーデニングと、取材は非常に大変でしたが、本当にいいキャストを組むことができて、脚本はすごく書きやすかったですね。ただ、書きながら感情移入しすぎてしまい、身体を壊しまして。昨年は精密検査を2回も受けたんですよ。
富良野を舞台にした連続ドラマは三作目となりますが、これが最後になるかもしれないし、それゆえにこういった「人が最期に帰る場所」というのをテーマに選んだというのもあるんです。『北の国から』は富良野の東側、富良野岳をバックにしたドラマでしたが、今度は西側、芦別岳を背景としてガーデンがあるシチュエーションだし、冬のドラマだった『優しい時間』に対し、今回は春から秋を中心にした景色が背景になるので、また違った富良野の表情をご覧に入れることができるのではないかと思います。」
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主題歌は、平原綾香さんのノクターンです。ショパンのノクターン遺作とサビの部分が一緒です。
倉本さんが最後の作品だからか?緒形さんのことを知っていたからなのか?
それとも、ドラマの内容からなのだろうか?
緒形拳さん。心からご冥福をお祈り致します。
ありがとうございます。
コミュニティーのメンバーが100人を超えました。4日間という短い時間で達成できたのも皆さんの熱い思いだと思います。
メンバーの皆さんがどんどん増えれば関心のない方にも目に触れてもらう機会が増えると思います。
それにより、ただ悲しんでいるだけじゃなく故人と共演されている方々の本当に伝えたかったことをよりたくさんの人々に知ってもらえるんじゃないかと思います。
リンクしていただいた。他コミュニティーの管理人の方にも御礼申し上げます。