- 詳細 2009年3月27日 19:23更新
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とうとう世に出てしまいましたね。
あまり人には教えたくない秘密の裏ワザ的お店だったんですが。。
ここに出ているのを見てある意味ちょっと複雑です。
広まってしまうの嬉しくもあり心配もありで・・・
たまたまお店でお会いしたブロガーの方(かあすけさん)に
もう既に出回ってしまってると教えて頂きました。２件もと。
ほんとに梅田のど真ん中にこんな店があるなんてとても奇跡です。
高いお金を払って、ほんの少量だけ味わって的な
魚料理屋とか寿司割烹は世の中たくさんあると思いますが
そんな高級系の味や海のそばを売りにする地方のお店を簡単に凌ぐ
本格実力派の味でも安くでお腹いっぱい新鮮な天然モノの魚を楽しめる
お店だと思います。
刺身のベースとなる活魚の仕入れの大将の目利きは素晴らしく
味とリーズナブルさを両立する職人のワザはもう最高です。
先日頂いた日本海サバ（当然天然活魚）の旨さなど
甘みと脂のとろけ具合にクサミのなさがほんとの新鮮なサバって
別の生き物ちゃうかいな、と、ほんとにびっくりです。
なんか歴史で京都の若狭湾から馬飛ばして鯖街道みたいなことも
ほんとに思い出しました。そら、この味やったら権力者は馬も飛ばすよなって。
しかもお皿に満面切り身が埋まって900円だったと思います。
半身全部下ろしたぐらいのこと大将がいってました。。
ヒラメの透明感と歯ごたえのしっかり感、たまにさらっとオマケでつけてくれる
えんがわなど嫌みなくさらっとやってしまうところも粋です。
また魚魚屋では年中のベーシックアイテムと化していますが
世の中ではレアな穴子の刺身なんかも新鮮なものがさらりと安価で大盛りが
いつも提供されています。
無類のナマもの好きでほぼ通年通っていますが、一般的には
なかなか感じにくい魚の季節の旬の移り変わりをそれほど高くない値段で
十二分に満喫できるこのお店は凄いです。
あまり自分的には甲殻類にそれほど未練はないのですが
エビや冬から春の日本海のカニなどもレディースには大ウケです。
いろんな種類のエビを活きたまま、おがくずに入って生きて動いているのを
さらっとお造りにして頭焼いてと、とてもこの値段で大丈夫かと
お客側のこちらが気を遣います。
まぐろの刺身で大将は赤身だといいますが
味的には中トロと赤身のハイブリット版の味が魚魚屋ではスタンダードです。
専門用語で部位の名前聞いたような気がしますがマニアックすぎて覚えてません。
マグロは日本海ではなく中央市場で。らしいです。
ほんとに他所で刺身を食べたときの質のギャップに
ネガティブに驚くことが多くなり、量的にも不満がつのってあまり他の飲食店で
刺身系オーダーすることがめっきり減ってしまってます。
生ものも凄いのですが、１人で切り盛りする大将は本格和食の職人さんだったようでしかも大将の師匠が京料理系らしくダシの使い方がハンパでない旨さです。
最近は出会えてませんが、大将のつくるお味噌汁やお吸い物は別世界の味がします。
それも味噌はどうみても一般USEの◯コメみそなんてポピュラーなもの使っているのにどうして違うのか？と思っていたらダシに秘密がありました。ダシは利尻昆布のイイやつをどうも使用しているらしいのです。ハモ吸いとかも最高です。
で、ダシがらみのメニューもほんとに最高ですが、そんな本格和食職人の片鱗が垣間見えるのは天ぷらとか唐揚げで、特に天ぷらは量を食べても胸焼けなど無縁とみんな口を揃えていっています。白身魚などの天ぷらももちろんですが野菜の天ぷらだけでも大満足できるでしょう。あったかいものを食べたいときはおすすめです。
店のメニューに書かれている数少ない一品もののひとつにうざくというウナギ蒲焼きの短冊とキュウリの酢の物があるのですがこれも凄い！連れていった方々はもう必ず次回もリピートオーダー入れています。大将はどこが旨い？とぶつぶついいながらつくってはくれますが。。。
なんとなく本格職人の採算度外視の店みたいな感じが匂ってきたかと思いますが
まさにそのままです。なかなか一見さんかちらっと入ってきて楽しむというのは
勇気がいる感じが漂っています。
旨くコミュニケーションとりつつ、大将とやりとりしながら楽しめる方はほんとにいいお店ですが、何分１人で全部まわしてるので生ビールを頼むのもタイミング難しいし放置されることもアリアリなので常連さんでは自分で入れる人も珍しくないです。
ということで、本格的な活魚の味わいをリーズナブルで量たくさん楽しめる最高のお店ではありますが、そう簡単にオイシいものばかりとも行きませんね。
お客さまは俺だ！ワタシや！神様やないかい！こら〜みたいな方には向いてないお店です。味とサービスの本格両立は高級料亭にしかないでしょう。。
旨いモノをリーズナブルにたべられるなら少々我慢できるという方には最高です。
