樋口健二
kennji higuchi
1937年 長野県富士見町生まれ
東京綜合写真専門学校卒業後、同校助手を経てフリーのフォトジャーナリストとなる。
1969年 四日市公害を7年間に亘り追い続けた写真展『白い霧とのたたかい』を東京・大阪・四日市・新産業都市で巡回展。
1974年 国連主催世界環境写真コンテスト・プロ部門で『四日市』が入賞。
1981年から、講演『原発被曝の実態』を全国で行なう。
1983〜84年 写真展『毒ガス島』(隠された悲劇の島)を東京・大阪・名古屋のキヤノンサロン、広島・平和記念資料館他で開催。
1985年〜 写真展『原発』を全国巡回で開催中。
1987年 ニューヨークでの第1回核被害者世界大会で日本の原発被曝実態を報告。スリーマイル島取材。
1987〜88年 写真展『原発』『四日市』を台湾各地で開催。
1987年 世界核写真家ギルド展に『原発』を出展。ベルリン・モントリオール・トロント他で開催。
1990〜93年 日本の報道写真家4人展に『原発』を出展。パリ・ベルリンで開催。
1995年 日本の報道写真家4人展開催。ベルリン・ハノーバー他で開催。
1995年 イギリスのチャンネル4がレポーターに起用。『日本の原発ジプシー』を追うテレビドキュメンタリー番組を制作・放映。
1996年 写真展『四季・武蔵国分寺』を4月9日〜12日国分寺Lホールにて開催
2001年 写真展『原発被曝の実態』を3月2日〜3月31日外国人特派員協会ロビーとギャラリーにて開催
核廃絶NGO『ワールド・ウラニウム・ヒアリング』(本部・ドイツ)創設の『核のない未来賞』の教育部門賞を日本人として初受賞。
現在、日本写真芸術専門学校主任講師、日本ジャーナリスト専門学校主任講師。
写真集
『四日市』六月社書房 1972年
『原発』オリジン出版センター 1979年
『毒ガス島』三一書房 1983年
『山よろけ』(北海道じん肺病)三一書房 1992年
『原発・1973〜1995年』三一書房
『最後の丸木舟』御茶の水書房共著
『日本の公害』全6巻の4巻に『四日市』が復刻 日本図書センター 1995年
著 書
『闇に消される原発被曝者』三一書房 1981年
『売れない写真家になるには』八月書館 1991年
『原発被曝列島』三一書房 1987年
『原発と闘う、岩佐被曝裁判の記録』八月書館 1988年
『アジアの原発と被曝労働者』八月書館 1991年
『これが原発だ、カメラがとらえた被曝者』岩波書店 1991年
『日本破壊列島』三一書房 1992年
『闇に消される原発被曝者』新版 お茶の水書房 2003年
『樋口健二報道写真集成 日本列島'66-'05』 こぶし書房 2005年
原発被曝実態の特集雑誌は多数
代表的なものは『アサヒグラフ』13ぺ一ジ1977年11月、『毎日グラフ』6ぺ一ジ1979年9月、ドイツの『シュテルン』8ぺ一ジ1983年6月、『世界』12ぺ一ジ1985年9月、台湾の『人間』11ぺ一ジ1989年11月、ドイツの『ネイチャー』2002年他。
現在進行中のテーマ『日本の街並』『諏訪湖』『富士山麓』『日本の開発前夜』他
日本写真芸術専門学校報道科主任、日本ジャーナリスト専門学校写真科主任としてフォトジャーナリスト育成に努めている。
日本写真家協会会員、世界核写真家ギルド会員
あだ名 吸血こうもり......など