象徴主義またはサンボリスムはフランス19世紀末を中心に台頭した芸術運動。
【文学】
フランスの詩人ジャン・モレアスが「象徴主義宣言」(1886年)を発表したことに由来する。ボードレールを象徴主義の先駆的な詩人とする。
【絵画】
19世紀後半、従来のアカデミスムに対する反発として、一方に印象派の傾向、他方では象徴主義の傾向が見られた。象徴主義は人間の内面や夢、神秘性などを象徴的に表現しようとするもので、ギュスターヴ・モローなどが代表的な作家である。文学上の象徴主義と関連して名づけられた。ユイスマンスは『さかしま』の中でモローを高く評価している。
また、フランス象徴主義の先駆として、イギリスのラファエル前派が挙げられている。象徴主義はアール・ヌーヴォーなど世紀末芸術にも大きな影響を与えた。
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