主物と従物
従物…独立の物でありながら、客観的・経済的には主物に従属してその効用を助けるもの
『従物は主物の処分に従う』(87条2項)
例 刀の鞘、母屋に対しての物置
制度趣旨
経済的関係における物の主従的結合体を同一の法的運命に従わせようとする制度
・従物の要件
1、継続的に主物の効用を助けること
2、主物に付属すると認められる程度の場所的関係にあること
3、主物と同一の所有者に属すること
4、独立性を有すること
※近年、上記?Bの項目には疑問が挙がっており、『従物』の要件については、検討が進められている。