●事件の経緯
・2008年9月2日、日本相撲協会は、力士会の会合に集まった関取を対象に(欠席した一名の力士を除く)、簡易キットによる、カンナビノイド(大麻の成分)の抜き打ち尿検査を実施。その結果、露鵬と白露山が陽性だったと発表。
通報を受けた警視庁は、大麻取締法違反(所持)容疑で、2人の所属する大嶽部屋と北の湖部屋を家宅捜索。大麻所持の証拠は発見されず。
両力士は、任意で事情聴取に応じ、大麻の所持や使用について否認。
・同9月6日、三菱化学メディエンスによる精密検査の結果も陽性だった事が明らかに。
・同9月8日、北の湖親方は理事長を辞任。日本相撲協会は、大嶽親方の委員から年寄への降格処分、露鵬と白露山の解雇処分を決定。
Wikipedia「大相撲ロシア人力士大麻問題」
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●重要な事実
・露鵬と白露山は、警察に逮捕されていない。
・若麒麟は、08年9月2日の尿検査の際、再検査を2度受けた(計3回検査された)後、陰性と判定された。
(露鵬と白露山は、それぞれ1回の検査だった)
若麒麟は後に、大麻取締法違反(所持)の現行犯で逮捕された。
・警察は、露鵬と白露山を事情聴取した際、尿検査をしなかった。
・相撲協会は、露鵬と白露山の尿検体をそれぞれ2つに分け、一方を三菱化学メディエンス、もう一方を警察に提出した。警察は、それに対して特に対応していない。
・ドーピング違反ではない
大麻の成分(カンナビノイド)は、「競技会検査において禁止される物質」であり、場所中以外の検査で陽性になっても、ドーピング違反ではない。
・法律違反でもない
カンナビノイドが体内から検出されても、量の多少に関わらず、違法に大麻を吸引した証拠にはならない。
●管理人の推測
・露鵬と白露山の尿は、若麒麟の尿とすりかえられた。
これは、状況証拠からの推測でしかありません。すりかえが可能だったというだけで、すりかえたという確たる証拠がありません。
しかし、露鵬と白露山が大麻を使用したという物証もなければ、状況証拠もありません。証言もありません。
それなのに何故、真面目に相撲に取り組んでいた力士が、解雇されなければいけなかったのか。
理由が分からないから、納得できないんです。
以下、参考
世界ドーピング防止規程 2008 年禁止表国際基準
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大麻取締法で大麻の一般使用を禁止していないのは・・・
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相撲協会の尿検査に新たな問題点が発覚
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