主演 温水洋一
吉高由里子
2008年10月4日スタート
日本テレビ
毎週 土曜日
深夜0時55分〜1時25分
監督 三木聡 他
原作 都築浩「トンスラ」
公式サイト http://
俳優の温水洋一(44)が、10月4日スタートの日テレ系「トンスラ」(土曜・深夜0時55分)で連続ドラマに初主演することが23日、分かった。ルックスも仕事もすべてダメというハゲた中年編集者のヤブを演じる。書けなくなった美少女作家ミカ(吉高由里子)の自宅に軟禁されるという奇妙な設定でストーリーは展開。温水は、はまり役を痛感したのか「ボクこそが、ヤブ」とやる気を見せている。
うだつの上がらない男―。独特のキャラでそんなイメージを定着させた温水が、初の連ドラ主演を射止めた役柄も、やはりダメ男だった。
「トンスラ」は、放送作家として数多くのヒット番組を手掛けてきた都築浩氏が06年に執筆した同名小説が原作。何をやってもダメという頭のハゲた編集者ヤブが、かつては時代の寵児(ちょうじ)ともてはやされながら突然、書けなくなった美少女作家ミカへ執筆を依頼。しかし、それどころではないミカはヤブを自宅に軟禁し、奇妙な共同生活がスタート。不思議な日々の中で、ヤブの生き方を目の当たりにしたミカに変化が訪れる。
ダメダメ社員のヤブだが、なぜか彼の周りには人が集まり、接した人たちを癒やしてしまう。そんな人物設定は、まさに温水のために用意されたもの。出演依頼を受け、原作を読み、第一に自分を痛感。そして「スケジュールはいつでも調整します」と間髪を入れず即決した。
心の病んだ美少女作家ミカを演じる吉高由里子も、ダメ男との掛け合いに「温水さんとの(セリフの)キャッチボールを楽しみにしています。原作ファンを裏切らないように、不安ですが精進していきたいです」と共演を心待ちにしている。
俳優としてドラマ、映画、CMに引っ張りだこの温水だが、意外にも連ドラの主演は初めて。等身大のハートフルドラマに「および腰の編集者と売れっ子? 作家とのデコボコな会話を楽しくやれたらいいです。三木聡さん(監督)の世界は大好きなので、お話をいただきうれしいですが、微妙なセリフの掛け合いとか難しいと思うので、楽しみながら苦労したいです」と話している。
困ったときには