現代詩の巨匠。入沢康夫の詩のコミュニティーです。まだ、彼の詩は勉強中の身ですが、詳しい方、好きな方参加して下さい。一緒に研究しましょう。
広場にとんでいつて
日がな尖塔の上に蹲つておれば
そこぬけに青い空の下で
市がさびれていくのが たのしいのだ
街がくずれていくのが うれしいのだ
やがては 異端の血が流れついて
再びまちが立てられようとも
日がな尖塔の上に蹲つておれば
(ああ そのような 幾百万年)
押さえ切れないほど うれしいのだ
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2009/8/9
管理人不在が続いているようなので、引き受ける事に致しました。
sin
困ったときには