小野明子(おの あきこ、1978年 - )は、東京生まれのヴァイオリン奏者。
12歳から英国メニューイン音楽院に単身留学し、ユーディ・メニューインに師事。1993年、ユニセフ主催イタリア演奏旅行に招かれ、バチカンでローマ教皇ヨハネ・パウロ2世に謁見。1994年、イスラエル建国記念式典演奏会(エルサレム)に出演。1996年、ロンドンロイヤルアルバートホールで開催された「メニューイン80歳記念ガラコンサート」にてロストロポーヴィチ、アンネ=ゾフィー・ムターらと出演。1998年11月、ユニセフガラコンサートでのメニューイン指揮エッセンフィルハーモニーとのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲でドイツ・デビュー。同年、世界人権デー発足50周年記念会議に招待され、ニューヨーク国連本部でバッハを演奏。文化庁芸術家在外研修員に選ばれ、ウィーン国立音楽大学を経て大学院に学ぶ。2004年秋から英国メニューイン音楽院講師に就任する。これまでにナターシャ・ボヤスキー、ドーラ・シュワルツベルグ、ミヒャエル・フリッシェンシュラーガー、小林健次、小林武史、富川歓、足立佳代子に師事。現在使用しているヴァイオリンは1772年のJ. B. ガダニーニ。
コンクール歴
1999年 第46回パガニーニ国際コンクールで第3位。
2000年 ユーディ・メニューイン国際コンクール・シニア部門で第1位。
2002年 第18回ヴィオッティ・ヴァルセージア国際コンクールで第1位。
ウィーン国立音楽大学ソリストコンクールで第1位。
2003年 第6回フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウス・コンクールで第1位。
12歳から英国メニューイン音楽院に単身留学し、メニューインに7年間師事。文化庁芸術家在外研修員、ロームミュージックファンデーション奨学生としてウィーン国立音大、大学院で研鑚を積む。2000年メニューイン国際ヴァイオリンコンクールシニア部門で優勝し、一躍注目を集める。ビオッティ・バルセシア、フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウス各コンクールで優勝。エリザベート王妃、パガニーニ、シゲティ国際各コンクール入賞。
1996年、ロンドンロイヤルアルバートホールで開催された“メニューイン“80歳記念ガラコンサート”にてロストロポーヴィチ、アンネ・ゾフィー・ムター等と出演。1998年ユニセフガラコンサートでのメニューイン指揮/エッセンフィルハーモニーとのメンデルスゾーン協奏曲は絶賛を受け欧州各国にTV生中継された。同年、世界人権デー発足50周年記念会議に招待され、N.Y国連本部で演奏。2000年ドイツリサイタルの新聞評では「休みのないアクロバットな技巧と感受性豊かな音色、彼女が表現したものは正に音の魔術であった。」との賞賛を受ける。
これまでシュロモ・ミンツ、G.A.アルブレヒト、S.ソンデッキスら著名指揮者のもとでワイマール交響楽団、ベルギー国立管弦楽団、リトアニア室内楽団、リル国立交響楽団、コスタリカ国立交響楽団、ロンドン・モーツァルトプレイヤーズ等と多数共演。
2004年、ニッポン放送「新日鐵コンサート」紀尾井ホールに出演。翌年、J・ジャッド指揮/NHK交響楽団とのツアー公演は好評を博す。このほか、飯守泰次郎、広上淳一、矢崎彦太郎、岩村力、金聖響、小松長生、C.アルミンク各指揮者のもとで東京交響楽団、新日本フィルハーモニー、東京シティ・フィル、札幌交響楽団等と共演。近年では、ロンドン・ウィグモアホール、東京文化会館、カタール、ドバイなどでリサイタル。また、五嶋みどり提唱のカルテット・ベトナム公演に参加、NHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」に出演。
2008年秋NHK交響楽団北海道ツアーに、2009年には読売日本交響楽団と共演予定。
N.ボヤスキー、D.シュワルツベルグ、M.フリッシェンシュラーガー、小林武史、小林健次ら各氏に師事。
平成20・21年度公共ホール音楽活性化支援事業アーティスト。英国メニューイン音楽院教授。
使用楽器:G. B. Guadagnini 1772年製
公式HP
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