指揮者、ハインツ・ワルベルク(Heinz Wallberg)を懐かしむコミュニティです。
ハインツ・ワルベルク(Heinz Wallberg,1923年3月16日 - 2004年9月27日)は、ドイツの指揮者。
ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州ハムの生まれ。ドルトムントとケルンの音楽大学で学ぶ。1946年より指揮活動を開始し、以来ドイツ各地の歌劇場の指揮者や音楽総監督を務めた。最終的にはエッセン歌劇場の総監督を勤めつつウィーン国立歌劇場に頻繁に客演した。比較的振り付けを重視した棒の振り方でドイツものを中心としたレパートリーを持っていた。1966年よりNHK交響楽団を頻繁に指揮し、日本でも親しまれた。
ドイツの指揮者ハインツ・ワルベルクは1923年ハムという都市にうまれました。ケルンで音楽の基礎を勉強したハインツは1953年ハンブルクの歌劇場での客演というビックチャンスによって世に知られるようになります。そのごオペラを中心に欧州で活躍、1958年にはウィーン音楽祭に出演、またこの年にはベルリンのオペラ界からも招聘され飛躍の年となった。
1960年から3年間、ザルツブルグ音楽祭に招かれ、マルタンの「主の降誕の神秘」とレゲニーの「ファルンの鉱山」の初演を行ない、現代音楽への作品に対しても優れた才能を発揮することを示す。また1961〜62年にはブエノスアイレスのコロン歌劇場から招かれ、ドイツオペラの上演で名声を博す。1962年にはミュンヘンの音楽祭にも出演、この時代になると彼の名声は揺るぎのないものとなり、ハンブルク ベルリン、ウィーン、ロンドン、ローマ等、世界一流のオペラ劇場から招聘された。
1964年、ウィーンのトンキュンストラー管弦楽団の常任指揮者に就任、ますます世界にその名を知られる事になる。その後の活動はここにあらためて紹介するまでもない。
N響には1966年に初登場以来頻繁に訪れている。
今となっては少なくなってしまった、ドイツ・ウィーンの香りがする安心して聞ける数少ない指揮者であった。
ワルベルクの略歴
アウグスブルク劇場音楽総監督
1954 - 1955
ブレーメン劇場音楽総監督
1955 - 1960
ヴィースバーデン・ヘッセン州立劇場音楽総監督
1960 - 1974
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団首席指揮者
1964 - 1975
ミュンヘン放送管弦楽団首席指揮者
1975 - 1982
エッセン劇場総監督,
エッセン・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督
1975 - 1991
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