ヨコハマBJブルースが聞こえる

『ヨコハマBJブルース』をこよなく愛する人の会　

『ヨコハマBJブルース』
１９８１年４月２５日公開　（１１２分）　
《東映セントラルフィルム》


【STAFF】
　　監督　工藤栄一

　　企画　黒沢満・岡田裕
　　原案　松田優作
　　脚本　丸山昇一
　　撮影　仙元誠三
　　音楽　クリエーション
　　美術　今村力
　　録音　宗方弘好
　　照明　渡辺三雄
　　編集　田中修
　助監督　小池要之助
　　記録　今村治子
製作担当　田中雅夫

［主題歌・歌］松田優作


【CAST】
松田優作　　辺見マリ　　蟹江敬三　　田中浩二
山田辰夫　　山西道広　　鹿沼エリ　　岡本麗
吉川遊土　　財津一郎　　安岡力也　　堀礼文
貞永敏　　　トビー門口　殿山泰司　　馬渕晴子
宇崎竜童　　内田裕也

【解　説】
横浜のうらぶれたバーでブルースを歌う探偵が、麻薬取引に絡んだ暴力団の抗争に巻き込まれる。優作自身が企画・原案も手掛けたハード　ボイルド。
チャンドラーの『長いお別れ』に酷似したストーリで、しかもＲ・アルトマンの『ロンググッドバイ』を意識したような構成。ですが、それに優作テイスト、栄一テイスト、横浜テイストが見事にブレンドされた極上品。


【優作自作を語る】
いやぁ、最高ですよ。（工藤監督は）もう、ベストですね。ホントに・・・（略）。見せるという点では、工藤さん自身ですよ。工藤さんが仕掛けた絵が、いったいどこまで出るか。ぼくらはまったく素直について行ってるだけですから。ストーリーだって、ドンパチがそんなにあるわけじゃないし、すごくシンプルな作りなんです。話のヒントとしては、エリオット・グールドがやったフィリップ・マーロウものの『ロング・グッドバイ』、ああいう感じですね。（『週刊明星』 81年４月23日号）

【名盤・ハーデストナイト】
1．灰色の街
　　作詞／松田優作，作曲／李　世福，
　　編曲／クリエイション

2．Bay City Blues
　　作詞／松田優作，作曲／藤崎　良，
　　編曲／クリエイション

3．Shake Your Blues
　　作詞／松田優作，作曲／藤崎　良，
　　編曲／クリエイション

4．マリーズ・ララバイ
　　作詞／大津あきら，作曲／鈴木キサブロー，
　　編曲／今　剛，Cho.Arr．川村栄二

5．プラザーズ・ソング
　　作詞／大津あきら，作曲／鈴木キサブロー，
　　編曲／今　剛，Cho.Arr．川村栄二

6．Wondering Road
　　作詞・作曲／浜田省吾，補作詞／松田優作，
　　編曲／クリエイション

7．Lady
　　作詞／大津あきら，作曲／竹田和夫，
　　編曲／クリエイション

8．Get Along
　　作詞・作曲／山西道広，編曲／クリエイション

9．天国は遠くの町
　　作詞・作曲／BORO，
　　編曲／今　剛，Cho.Arr．川村栄二

総収録曲：全９曲
品番：ＶＩＣＬ−１５０６１
発売：ＶＩＣＴＯＲ　　　　\1,500