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ペドロヒメネス(Pedro Ximenez)

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詳細 2021年10月16日 23:23更新

ペドロヒメネスはスペインアンダルシア州を本場とする白葡萄で糖分含有率が非常に高く、シェリー酒、ペドロヒメネス酒などの食後酒やビネガー、シロップ、干しブドウなど様々な商品に加工されています。頭文字をとってPXと呼ばれることも多いです。

伝説では16世紀に当時スペイン領だったオランダでスペインハプスブルク家帝国皇帝カルロス五世の守衛をしていたPedro Ximénという兵士が現ドイツライン川河畔のRinという場所からスペインのJerez(ヘレス:シェリーの本場)にペドロヒメネスを持ち込んだことからスペインで栽培が行われるようになったと言われております。(諸説あり)

原産地はコルドバのMontilla Y Moriles(モンティーヤ イ モリーレス)やマラガが有名。スペイン以外ではアルゼンチン、チリ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、アメリカなどで栽培されています。

ペドロヒメネスが最も独特に使用されているスペインで製造されるペドロヒメネス酒の最大の特徴はその工程です。まず房のままのペドロヒメネス種ブドウをアンダルシアの50度にも達する太陽の下ござの上で約1週間天日干しし、干しブドウ状にした後、それらから糖分などが凝縮された果汁を搾りとり、それをスペイン独特のソレラ・クリアデーラスシステム(※)でお酒にしていきます。
ブドウに含まれている糖分含有率が高い上にそのブドウを干しブドウ状にしてから糖分などが凝縮された果汁を搾りとるため、一般的なお酒の製造過程で必要な酒精強化(アルコールを足す)が必要なく、自然のままの状態で発酵が進められます。

※ソレラ・クリアデーラスシステム…樽を何段にも重ね一番上の樽(クリアデーラ)に新しい果汁を詰めフロールと呼ばれるシェリー酵母で一定期間発酵させ、その後下段の樽に30%ずつなど順番に果汁を移していき、古い果汁と合わせて徐々に発酵させていくやり方。一番下の段の樽は床に一番近いためスペイン語のSuelo(スゥエロ=床)に語源をもつソレラという名称で呼ばれる。

上質なペドロヒメネス酒の味わいは上品な甘さで、アルコール度数の高さを忘れさせるようなすっきりとした爽快感が残ります。

様々な商品として日本で紹介され始めているペドロヒメネスについて情報交換しませんか?

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2008年6月22日

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カテゴリ
グルメ、お酒
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