競馬をテーマに毎回主人公が変わるミステリーを楽しませてくれる。デビュー以来、年1作のペースで作品を発表。ロマンスあり、冒険活劇あり、サスペンスあり、の駄作なし。1948年28歳でプロの障害騎手としてデビュー、53年には33歳で全英チャンピオン・ジョッキーとなっている。56年のデウ゛ォンロック号事件で女王陛下ジョッキーを務めたことでも有名。翌年57年37歳で騎手生活を引退、生涯成績は2305戦345勝、2着285回、3着240回だった。以後、競馬ジャーナリストを経て62年42歳で小説「本命」で作家デビュー。65年「興奮」で英国推理作家協会シルバー・ダガー賞、69年「罰金」でアメリカ探偵作家クラブ最優秀長篇賞を受賞。73年に英国推理作家協会会長を務める。まさに半世紀近く現役の売れっ子作家であり、世界中で愛されつづける作家だ。競馬を文学に昇華させた作家でもある。