高島野十郎 :たかしま やじゅうろう
1890〜1975
<< 代表的作品 >>
「蝋燭」、「からすうり」、「月」、「自画像」など。
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<< 略歴 >>
水産学科出身という異例の画家。
現在の禰県久留米市に生まれる。
東京帝国大学農学部水産学科で魚の神経を研究し、1928年に卒業。
長兄に岩野泡鳴や青木繁と交わった詩人高島宇朗(号は泉郷)がおり、その感化からか、学問の道には進まず、画家を志した。
美術学校にも研究所に美術団体にも属さず、徹底して自己流を貫いた。
作品は現在300点以上発掘されているが、その殆どが野十郎となんらかの接触があった人たちが所蔵しており、相手構わずの売り絵はほとんどない。
千葉県市川市の市立霊園に野十郎の墓はある。
小さな五輪塔の墓石がひっそりと建っていて、墓石には戒名はなく、高島野十郎の名前とその裏に昭和50年9月17日没と刻まれているだけの質素なものである。
野十郎は生前ほとんど無名であった。
野十郎の作品が初めて世に紹介されたのは没後10年たった昭和61年のことである。
出身地の福岡県立美術館の学芸員である西本匡伸氏が野十郎の作品を発掘し、個展を開き、注目を集めた。
福岡県立美術館には60点以上が常設されている。
<< 関連サイト >>
・福岡県立美術館
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・図録販売先
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