ナポレオンの肖像画でお馴染みジャック=ルイ・ダヴィッド
(Jacques-Louis David, 1748-1825)のコミュです。
ロココ絵画の大家フランソワ・ブーシェはダヴィッドの
親戚(母親のいとこ)で、彼の紹介でジョセフ=マリー・
ヴィアンに師事。修業期間を経て『アンティオコスと
ストラトニケ』でローマ賞を獲得。ローマ賞受賞者は
国費でイタリア留学が出来る制度になっており、
翌1775年よりイタリアへ留学した。ダヴィッドは
1780年までの約5年間イタリアで古典絵画の研究を
機に、彼の作風は18世紀のフランス画壇を風靡した
ロココ色の強いものから新古典主義的な硬質の画風
へと変わっていく。ルイ16世注文の『ホラティウス
兄弟の誓い』は最初の国王注文作であり「新古典派
宣言」とも見なされる記念碑的作品である。
1789年にフランス革命が勃発し、彼はジャコバン党員
として政治にも関与し、バスティーユ牢獄襲撃事件に
参加。1793年『マラーの死』を制作。ロベスピエールの
失脚に伴いダヴィッドの立場も危うくなり、1794年に
投獄。その後ナポレオンの庇護を受けて復活し、1804年
にはナポレオンの首席画家に任命された。
縦6.1mX横9.3mの大作『ナポレオンの戴冠式』は
1806〜1807年に描かれたもので、ナポレオンの失脚後
ダヴィッドもまた失脚し、亡命先のブリュッセルで
時代に翻弄された77年の波乱の生涯を終えた。
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