★曾我蕭白★
邪道の絵師なんて呼ばれたり、ともかくすごく変なお方。シャレっ気を恥じたのか洒落られなかったのか。
江戸画壇の愛すべき傍系だと思います。
辻惟雄先生の名著『奇想の系譜』が2004年に文庫化されました(ちくま学芸文庫)。小気味良く、そして密度も濃い、しかし手に取りやすい蕭白入門としてオススメです。若冲好きな方、江戸のアヴァンギャルドなんていうキーワードにグっとくる方にもおすすめ。(「江戸のアヴァンギャルド」?って?これってば同書の帯に書いてあるコピーでございます。まあ、でも蕭白なんて確かに、然り、けだし、ではないでしょうか。)