Dennis Cooper
デニス.クーパー
1953年ロサンジェルス東部パサデナ生まれ。
幼い頃に自分がホモセクシャルであると自覚。
「バットマン」や「フリントストーン」といったヒーローをゲイに見立てたポルノ.コミックスを描いて遊ぶ。
十四歳でランボーやロートレアモンの詩集に接して衝撃を受け、詩を創作し始める。
十五歳の時に出会ったマルキ.ド.サド「ソドムの百二十日」
がバイブルとなる。高校を卒業すると、ランボーのTシャツを着てパンクロックとセックスとドラッグと詩の創作に明け暮れる。
1976年、クーパーは文学のパンク化を目指すポエトリー&ポップ.カルチャー.マガジン
「リトル.シーザー」を発刊。
後に81年詩と散文集「狼たちは慈悲深い」刊行、ロサンジェルス.タイムズ.ブックス賞にノミネートされる。
禁忌を侵犯する作家達=ニュー.ナラティウ゛.ライター
の一人。
東のキャシー.アッカー、西のデニス.クーパーと言われ、ニュー.ナラティブ.ライターの双璧とされる。
クーパーの作品に登場する人物は全てゲイであるが他のゲイ小説の様にホモセクシャリティーが主要テーマになることはない。
彼の眼目は、あくまでもエロティシズムそのものにある。
「ポルノ小説は基本的にサド侯爵なんだ。ポルノが語る事といったら、少年達を切り刻んで、ファックするだけさ。サド侯爵の作品を読んで態度が変わったよ。それまで自分が抱いていた考えが立証されたんだからね。真実の書だった。現実には有り得ない世界に関する哲学的内省の書物だけど、ぼくはそこに書かれている事柄を理解できたように思う。ランボーを読んだ時と同じ様な感慨を持った。つまり、反逆の精神だ」
デニス・クーパーはクライヴ・パーカーを旗頭とするスプラッタ・パンクの連中が大絶賛する様にただ単純にショッカーとしてのクーパー独自の世界を楽しむ事は可能だが、サド、バタイユ、クロソウスキー、マンディアルグ、ジュネ、ギュヨタなどの系譜に連なるエロティシズムの作家である。
<ニューナラティヴ・ライター>
性や禁じられた欲望や人間の暗黒面を描くハイリスクな現代アメリカの作家を、こう称する。
キャシー・アッカー、リン・ティルマン、サラ・シュールマン、エリック・ラツキイ、スティーヴ・アボット、、ケヴィン・キリアン、ローバート・グリュック、ボー・ヒューストン、ドロシー・アリスンといった、いずれもゲイ/レズビアン、バイ・セクシュアルな作家ばかりである。
・デニス・クーパー著作
SAFE(1984)
CLOSER(1989)
FRISK(1991)
WRONG(1992)
JERK(1993)
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