田岡 嶺雲(たおか れいうん)
(1870〜1912)
明治期の文学者、社会主義者、漢学者、自由民権運動家、ジャーナリスト。
『女子解放論』では、女子解放は男子解放であるという主張をしている。
手近なところでは、漫画『坊っちゃん』の時代―凛冽たり近代なお生彩あり明治人 (第4部) に幸徳秋水の友人として出てくる。
ジャーナリストの田岡俊次は孫にあたる。
業績−
1871(明治3)年〜1912(大正元)年
本名佐代治。子どものことから体が弱く,大阪の官立学校を病気のためと中で止め,高知へ帰る。
ふたたび上京し,勉強を始める。
1894(明治27)年東京帝国大学を卒業,本を書き始めた。
また,社会主義問題にもふれ.資本主義社会の問題点を書いた文章は人々に深い感動を与えた。
代表的な本に「数奇伝」がある。
1912(大正元)年病気死亡。
満41歳
参考サイト:
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追記:
高知市生まれ。本名佐代治。幼少時より自由民権運動の感化を受け、演壇に立ったこともある。
水産伝習所時代の師、内村鑑三の「偽君子となるな」の教訓を終生肝に銘じた。
樋口一葉・泉鏡花の才能をいち早く認める文学論評の外、その鋭い社会評論ゆえに発禁に次ぐ発禁という不幸にも遭う。
病と闘いながら四十年の生涯を回顧して執筆された『数奇伝』(さっきでん)は、明治期における優れた病床文学・自伝文学となっている。
海外研究者の評価も高い。
<おもな著作>
『嶺雲揺曳』『壺中観』『数奇伝』など
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困ったときには