Otis Jackson – ルイジアナに生まれる。
少年期の頃に家族とカリフォルニアに移り住む。学校に通いながらアカペラコーラス隊や教会のコーラスで歌う。10代の頃には、既に幾つかのショー( orコンテスト)に参加しR&Bやバラードを歌いながら、毎回のようにトップの賞を得た。そんな彼の才能はすぐに認知され始め、Double Shot や Motownを含む幾つかのレコードレーベルより誘いを受けながらも Royal Crest Records と契約し、そこで "Lease On My Heart"をレコーディングする事になる。
Otisはこれまでに数々の著名なソウルミュージシャン達の全米ツアーに参加している。
The Whispers, Ike & Tina Turner, O C Smith, Lou Rawls, Charles Wright & the Watts 103rd Street Rhythm Band とのステージは彼が多数参加した活動のうちの一部。彼はその後Mega Record と契約し、"Message To The Ghetto" をレコーディングする。さらに数年ツアーを組むが、彼の家族の面倒をみる為、音楽活動を休止するという、ある種非常に誠実で利他的決断をする。
彼の息子たちが10代になり芸能(音楽)活動に興味を持ち始める頃になると、Otis は自己のレーべル、Crate Diggas Palace Records (CDP Records)を立ち上げ、彼の息子とその同僚たち(Lootpack = Madlib + WildChild + DJRomes や、Oh No, Declaime, Kankick, Medaphoar そして God's Gift)に自ら投資し、彼らの成長を見守りまた彼らもOtisの助言を得て自分たちの選択したUnderground Hip Hop という世界で名をはせていく。
現在その二人の息子、Madlib とOh No the Disrupt はそれぞれ独立し, ご存知の通り独自のあらゆるプロダクションで活躍している。Otis と彼の妻である(Dora)Sinescaは R&B ラヴ・ソングコレクションが美しく凝縮/表現されたアルバム、"The Art of Love" を完成させており、いまや国内外における制作・演奏活動によって世界中にその名を知られる、二人の 息子、Madlib とOh NO the Disrupt にOtis自らアルバムの2曲のremixを依頼した。
"The Art of Love" はこの家族のコラボレーションから生まれたものであり、Otis Jacksonは今まさにこの知られざるラヴ・ソングコレクションを世に送り届けるための活動をしている。Otisのパワフルな声は、Barry White や Isaac Hayes等に刺激・影響を受けた、やわらかくスムースなメロディを優しく響かせる。彼はこのクラシックなバラッドのスタイルをもって、ファンキーなベースラインとメロディックなギターを重ねて、あなたに心地よい感覚を与える事だろう。この真正面から勇ましく愛を歌う彼の姿勢こそ、渇きつつある現在の音楽シーンに欠けた何かを思い出させるきっかけになることだろう。