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五色塚古墳

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詳細 2014年8月12日 00:13更新

五色塚古墳

全長194m、高さは前方部11.5m、後円部18m。山陽電車と日本国有鉄道(現JR)の路線建設までは前方部が現在より3倍位の長さで、古墳全体の長さが300m以上にも及ぶ大型古墳であった。

「五色塚古墳」の呼称は、明石海峡を挟んで対岸の淡路島西南部の五色浜付近から石を運んで葺かれたことに由来するという説もあったが、時間帯で変わる太陽の光によって葺かれた石が異なる色で反射することに由来するという説も出てきている。古墳の表面に使われている石は明石海峡内の物とされている。

『日本書紀』神功摂政元年春二月の条に「播磨に詣りて山陵を赤石(明石)に興つ。仍りて船を編みて淡路嶋にわたして、其の嶋の石を運びて造る」という記事があり、これが、五色塚古墳に関する伝承と云われている。瀬戸内海の海上交通の重要地点である明石海峡を望む高台に造られていることから、神戸の西部から隣の明石にかけて相当大きな力を持っていた豪族の墓と考えられている。

1965年(昭和40年)から1975年(昭和50年)の整備事業で造られた当時の様子に復元されており、表面にはコブシくらいの大きさの石(葺石 ふきいし)が223万個敷き詰められ、1メートルくらいの高さの筒型の円筒埴輪が2200個ほど並べられていた。現在、円筒埴輪は後円部の最上段にのみレプリカを置いている。堀(当時より空堀であったと考えられている)の中には前方部と後円部が接するあたりの東側に1辺20メートル、高さ5メートルの方形、および後円部の東側にも高さ1.5メートルのマウンドがある。当時は石が葺かれていた。

また、すぐ隣には、直径60メートルの円形の「小壷(こつぼ)古墳」(国指定史跡)があり、 五色塚古墳より少し古い時代に造られたと考えられている(こちらは葺石はされていない)。

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2008年2月28日

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カテゴリ
学問、研究
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