邦楽の内、声楽の1ジャンルに位置づけられています「声明(しょうみょう)」は、無伴奏音楽として伝承され、中世以降に邦楽界へ多大な影響を与え、平曲・謡曲・浄瑠璃など、今日よく知られる邦楽の基礎を作ったとされています。
最近では音楽関係の分野で再認識のムーブメントも起きてきました。また、その公演に当たっては、洗礼された所作や動きが伴い、舞台芸術しても大きな成果をあげています。
しかしながら、声明という邦楽カテゴリーの研究や伝承、普及と言った活動はほとんど行われていません。また、正統な継承者も数えるほどしか存在しなくなりました。これは、邦楽誕生の母体となった声明の伝承が、まさに断絶寸前である事を示しています。そこで私たちは、声明の1流派である「南山進流」を中心に、伝統の継承や研究と共にその普及に尽力し、日本の伝統ある文化を守ることが、広く日本国民の公益に寄与できるものとと確信し、幅広い活動を展開するための団体として特定非営利活動法人の設立を発願いたしました。
SAMGHA(サンガ)とはインドの古い言葉で「ひとつの目標に集う人達」を表します。
困ったときには