池袋モンパルナスとは、
1920年代から戦前の1945年頃まで、
現在の東京都豊島区西池袋周辺に画家や詩人、彫刻家、音楽家など、
さまざまな種類の芸術家たちが集い、
いくつものアトリエ村を形成していた街並みを指す言葉です。
当時、アトリエの周りにはカフェが多く並び、
芸術家たちが夜な夜な池袋の居酒屋に出かけ、
立教大学などの学生たちと議論を戦わせていた、
そんな風景があったといいます。
そもそも「池袋モンパルナス」という表現は、
詩人の小熊秀雄が言い出したものです。
池袋モンパルナスは、当時、世界の芸術の中心であった、
パリのモンパルナス地区にあやかって名づけられました。
しかし軍国主義の政治環境の中で、
退廃的・不健全と判断された芸術家たちは、
戦争に召集され、その多くが非業の死を遂げました。
こうして芸術運動としての終末を迎えたのです。
↓(参照)
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彼らの創った文化を歴史にしてしまってよいのでしょうか?
戦争に粉砕されたままにしておいてよいのでしょうか?
池袋モンパルナスという場所は、
今も確固として存在しているのです。
現在の池袋モンパルナスの住人が、
池袋モンパルナスを復権しなければならないと思います。
池袋のマスコットは、いけふくろうに因んで、「梟」。
「ミネルヴァの梟は夜に飛び立つ」と、
ヘーゲルの言葉にあるように、まさに知のシンボル。
そして、ジュンク堂をはじめ書店の街でもあります。
他にも、立教大学、東京音楽大学、東京芸術劇場、
創形美術学校、すいどーばた美術学院、
新文芸坐、自由学園明日館、熊谷守一美術館など、
資源は、まだまだ沢山残っていると思います。
最近は豊島区をはじめ、
色々な団体が池袋モンパルナス復権の要を唱えています。
今こそリバイバルのチャンスです。
本コミュは、池袋モンパルナスの遺志を引き継ぎ、
池袋という街の力、文化の力、市民の力を基盤に、
既存の組織や資源を有効活用しながら、
共生できる地域文化を構築するコミュです。
池袋近辺に在住の方や、何らかの関わりを持っている方、
少しでも関心のある方はご参加ください。
池袋を再び、文化人の街に。
困ったときには