動物介在療法(AAT・アニマルセラピー)を実際に導入するための、導入計画論を立てることを目的としたコミュニティ。
・動物介在療法(AAT・アニマルアシステッドセラピー)
心身に不都合を持つ方へ、動物の存在を利用した手段を用いる治療法。
医師・看護師・OT・PT・STなどの医療従事者が行う治療の一環であり、動物(及びハンドラー)は治療計画に基づいた活動や作業の補助を行う。
・動物介在活動(AAA・アニマルアシステッドアクティビティ)
上記のような「治療」を主目的とした活動ではなく、「癒し」に重点を置いた活動であるが、AATと明確に区別できない場合が多い。
医療従事者の指示等が無い場合、治療計画に基づく活動で無い場合はこちらに分類される。
現在様々な団体によるAAT/AAAに用いる動物などの基準があるが、動物業界からの働きかけが圧倒的に多く、医療の現場での認知度及び採用実績は低いままでです。
動物を用いるとはいえ心身に不自由のある方への医療の一環であり、治療実績を伴わなければ今後も導入が推進されることはないと考えられます。
現状では動物を飼っている側(ボランティア側)のやりたいという熱意ばかりが空回りしている状態で、導入プログラムも確立したものがあるとは言いがたいと思われます。
そこで当コミュでは将来的に医療の現場にAATを導入するためには何が必要か、どのようなスタッフ教育・動物の適正チェック・施設への働きかけを行うべきか等を考察し、具体的なAAT導入プログラムを立てる準備をしていこうと考えています。
米国デルタ協会のペットパートナーズプログラムや、日本国内の優良家庭犬協会、日本動物病院福祉協会などの基準も参考にしていきます。
また、医療関係の方からのご意見も参考にさせていただきたく、作業療法士理学療法士言語聴覚士としてお仕事をされている方にも是非参加していただければ幸いです。
尚こちらのコミュニティで取り扱うAATで用いる動物種は、犬猫ウサギ等一般の家庭にて飼育されているペットを対象としたいと思います。
ホースセラピー・イルカセラピーなどは対象外です。