◯3/9(日)東京大空襲浄化イベント
『水の和~silent bomb/strong water』
平成20年3月9日(日)
午前の部 11:00~13:00 墨田区横網公園
午後の部 14:00~20:00 向島フルハウス
参加費1,000円
(参加時間、出入り、ともに自由。材料費込み。
交通費は個人持ち)
問い合わせ:向島フルハウス
TEL : 03-3610-1378
mail
http://
公式ホームページ:http://
墨田区横網公園
〒130-0015
墨田区横網2-3-25
TEL:03-3622-1208
アクセス
http://
向島フルハウス
〒131-0032
東京都墨田区東向島3-4-2
TEL : 03-3610-1378
アクセス http://
出演:Kaji-G、まるのめぐみ、いとうこう、松田 空
企画:フルハウス、ロマ屋
昭和20年3月10日、
たった2時間半のあいだに32万発もの焼夷弾が投下され、
10万人もの一般市民の尊い命が失われました。
原爆以上に首都東京で人が死んだその日。
戦争の罪と罰、痛みと後悔は、
あまりにも深くあまりにも悲しい。
しかし、今このとき、
何よりも尊い平和な世でできることは、
やった、やらないではなく、
もうやらないとお互いに願うこと。
その願いの為に、
SILENT BOMB/STRONG WATER
と題した心のまつりをしようと想います。
ひとりひとりの祈りの水滴が川となり、
やがてひとつの平和な海へとなるように
焼け野原だった墨田区。
横網公園にある慰霊碑と復興記念館をたずね、
そして、奇跡的に焼け残った大正初期の長屋の一角をそのまま使った
『フルハウス』で、当時の生活を感じたり。
そして、実話にもとづいた紙芝居に涙し、
平和や資源を考える楽器をてづくりして、
祈りを昇華する即興舞台を、舞踏家、画家、そして参加者全員で。
料理は火鉢、
舞台は畳の上がり、
ワークショップと客席は土間、
照明はろうそく。
二階建て、
土間、四畳半、台所、四畳半、六畳。
老いた祖母祖父、前途ある父母、幼い子ども3人、
そんな家族が肩よせあい、
空襲警報におびえながら祖末な食事をする。
そんな時でも子どもはふざけ、
家族には微笑みが・・・
そんな、
『その時」
に、
思いを馳せながら。
そして、
こんな、
『今』
を、
見つめながら。
プログラム:
午前の部
『探訪・東京大空襲』
11:00~13:00
東京都慰霊堂参拝及び復興記念館見学
10:00 横網公園内「東京空襲犠牲者追悼碑」前集合。
JR「両国」下車 徒歩10分
都営地下鉄浅草線「蔵前」下車 徒歩10分
都営地下鉄大江戸線「両国」下車 徒歩7分
HP
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すみだ郷土文化資料館見学
HP
http://
向島「フルハウス」に移動
東武伊勢佐崎線「曳舟」下車 徒歩10分
京成線「京成曳舟」下車 徒歩15分
昼食:みんなで手作り
『自家製味噌とサツマイモのすいとん 』
13:00~15:00
小麦粉と水、そして手作り味噌とサツマイモだけで、
質素な食事をみんなで作ってみよう。
作り方 http://
午後の部
第一部『ワークショップ・水カンリンバ 』
15:00~18:00
指導:Kaji-G
「美しい花はありません」。
美しさはその花が美しいと感じる
「人の心の中にこそある」と思います。
2030年には、世界の人口は80億人になり、
そして、その2/3の人たちは水に苦しむと
言われています。
<水カンリンバ>を手にした子どもたちが、
水の音を聞きながら水に苦しむ人々のことを思い、
水の大切さを心でしっかり受けとめてくれれば、
やがて飢餓や戦争のない平和な世界になります。
ひとりひとりの思いは小さくても、
一つになれば大きな力になります。
一枚の葉先から落ちる一滴の雫が、小川になり、
時には山を穿ち、大海に注ぐように。
「心の川」を流しましょう。
<水カンリンバ>を子どもたちに渡す時に、
私からのメッセージも伝えてください。
___旅の音楽家 丸山祐一郎さん
ビリンバウ奏者丸山祐一郎さんがそんな思いで
開発した、 空き缶4個と水でできる水カンリンバを、
参加者全員で制作します。
資源、再利用、そして自分でなにかをやってみる、
そんなことを考えながら。
水カンリンバを発案した丸山祐一郎さんについては、
ココ
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水カンリンバの作り方についてはココ
http://
水カンリンバの音はココ
http://
※注意
水カンリンバ制作につかえる空き缶は、
190mlのアルミ缶。
お茶やコーヒーなど、暖められるものは、
スチール缶が多いので、
要注意。
スチール缶でもできますが、
固いので加工に多少苦労するだけでなく、
カリンバとしての音があまりよくありません。
まあ、なんとなく飲んで捨てないとか、
こっそり資源ゴミの日に拾うとか、
なんとか一人4個確保してください。
こちらでも、3〜4人分は確保しています。
第二部『紙芝居・ガラスのうさぎ』
18:00~19:00
出演:まるの めぐみ(紙芝居、朗読)
1945年3月10日。東京大空襲で母と妹をうしない、
その後疎開途中の二宮町で目の前で父を失った
高木敏子さんによるノンフィクション
「ガラスのうさぎ」。
その作品を紙芝居にしたものを、
まるの めぐみさんが上演してくれます。
庶民から見た戦争の本当の姿に触れて、
平和について考えましょう。
まるのめぐみ
HP http://
役者。紙芝居や言葉遊びのボランティア活動もしている。
昔話や「ガラスのうさぎ」「猫三味線」の紙芝居が
レパートリー。
3歳の時隣から聞こえてくる邦楽に心引かれ、
日本舞踊を始める。
以降、日本的なものに心引かれ続け、
長唄、三味線、囃子等を
稽古する。
第三部『即興舞台・水の和』
19:00~20:00
出演:いとうこう(舞踏)松田 空(踊)
Kaji-G(ライブペインティング)参加者全員(水カンリンバ)
戦争の罪を考え、平和への思いを強く感じながら、
舞踏家/いとうこう、踊る女/松田 空、
ライブペインター/Kaji-G、そして、
この日制作した自作水カンリンバ楽隊との即興のセッション。
戦争と記憶と平和と祈りをひとつの輪のなかで、
浄化・昇華したいと想います。
舞台と客席の区別はない。
こうさんが解放のナビゲートをしてくれる。
松田 空が横断し、Kaji-Gさんが壁に絵を書き、
みんなが感じるから。
水カンリバの音はもちろん、
声出したり、体うごかしたり、
人間のもっている力、全部好きなように使える権利。
そう、
平和、
と、
自由
の時間です。
いとうこう
舞踏家
「踊りは気持ちいい。
いのちの源に還って、限界なく未来に、つないでいく。
いのちのすべてで今を生きる。
踊りはそことつながっている気がする。
その姿にふれていのちは蘇る。
今、日本は世界でもとっても危険な国になってしまいました。
いい人がたくさんいる。でも息ができない。
だから、今、
日本の魂を取り戻す。
アメリカもヨーロッパもアラブもアジアもいづれ思い出すよ。
この国に生まれて、日本のことばを話す
あなたは日本を思い出そう!」
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松田 空
踊る女
「気がつくと踊っていた、またふと気がつくと縋っていた・・・
と思っていたら、踊ることでしか語れないことにやっと気づいて。
ほっと、胸を撫で下ろしたりする。
言わずもがな、他者を啓蒙する気なんてないのだけれど、
願わくば、例えばずっと昔に土を被せたものに突然行き当たるような、
或いは埃を被った機織機が再び動き始めるような、
そういうそっと糸を紡ぐようなものであれたら、と思うのであります。
僭越ながら。
どうせ人間なのだから。」
HP http://
Kaji-G
LIVE PAINTING
OHPを使った砂絵によるLIVEドローイングをします。
HP http://