−1941年、全国で20頭いたゾウは1945年には2頭になってしまいます。その2頭は、東山動物園のエルド、マカニーです。−
この4年間に何があったのか皆さんはご存知ですか?
現在、東京・井の頭公園にある小さな動物園に、一頭のゾウがひっそりと生きています。そのゾウの名前は「はな子」。2歳の時にタイから日本にやってきて以来、ずっと日本を見てきた、戦後日本に初めて来たゾウです。
しかし、はな子の数奇で壮絶な運命の話をするには、もう一頭のゾウの話無くしては語れません。そのゾウの名前は「花子」。戦渦において餓死させられた上野動物園のゾウです。
二頭のゾウ「花子」と「はな子」。このゾウたちの運命、そこには日本人が歩んできた戦前、戦中、そして戦後の時代を背負った壮絶で感動的な物語があります。戦中の上野動物園のゾウのお話は、長い間、小学校の教科書に「かわいそうなぞう」として掲載され、今の大人たちが親しんだ有名な実話です。
以下、台東区史に記載された文章です。
『戦争が激しくなった昭和十八年八月、上野動物園にいた猛獣類は、脱走の恐れがあり、危険であるとして、軍の命令により、ライオン、豹、虎、ニシキヘビなど十四種類二四頭が処分された。この中に二頭の象がいた。』
この二頭のうちの一匹の象のことです。
上野動物園に行く際は、慰霊碑にも手を合わせてあげてください。
ゾウ舎の近くにひっそりと慰霊碑はたっています。
*いろいろな方に花子のことを知っていただくためにも
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よろしくお願い致します。
フジテレビ”千の風になって”
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かわいそうな象
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☆TOP画像は、井の頭動物公園にいる花子さんの写真です。
困ったときには