若く才能豊かなピアニストFreddy Kempfについて語りましょう。
(Wikipediaより)
フレディ・ケンプ(Freddy Kempf, 1977年 ロンドン生まれ)
英国のピアニスト。ドイツ人の父親はヴィルヘルム・ケンプの親族と言われ、母親は日本人である。英国王立音楽院に学んだが、現在はベルリン在住。
フレディ・ケンプは完全無欠の超絶技巧を誇るヴィルトゥオーソであり、ラフマニノフ、ショパン、シューマン、リスト、プロコフィエフを得意とするが、バッハやベートーヴェンも好んで演奏しておりレパートリーは幅広い。
4歳でピアノを始め、8歳のときロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共演してモーツァルトの《ピアノ協奏曲 第12番》K.414を演奏し、音楽愛好家の注目を集める。間もなくドイツから招かれて、神童ピアニストとして演奏を行なった。1987年に第1回イングランド国営モーツァルト・コンクールに優勝し、1992年には、セルゲイ・ラフマニノフの《パガニーニ狂詩曲》の演奏により、「BBCことしの青少年音楽家」に選ばれる。
1998年にチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門に出場するが、最終選考でデニス・マツーエフに敗れ、3位となる。どうやら審査員の中にロシア人の優勝を望む者がいたらしく、この結果に憤慨した聴衆やロシアのメディアから抗議が殺到し、(たまたま参加者に審査員の学生が混じっていたこともあり)審査員の偏向ぶりが非難された。1999年4月にケンプが一連のテレビ収録のためにモスクワを再訪すると、演奏会の切符は売り切れとなり、ケンプの人気の高さは、ヴァン・クライバーンの再来を思わせるほどとなった。
現在でもソリストや室内楽奏者ならびに協奏曲の独奏者として、欧米や豪州、極東で演奏活動を続けており、2001年には人気投票でイギリス最優秀新人演奏家に選ばれている。
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