ルートヴィヒ・アンドレアス・フォイエルバッハ 1804-72
(Ludwig Andreas Feuerbach)
ドイツの哲学者。
ヘーゲル哲学に学び、後にこれを批判。
また、唯物論的な立場からキリスト教神学に対して激しい批判を展開。
感性と自然を重視する「新しい哲学」としての人間学を打ち立てた。
ほとんどの哲学史、特にマルクス的観点から見た哲学史では、初期マルクスに影響を与え、ヘーゲルからマルクスへの橋渡しをした人物(マルクスならびにエンゲルスによって片付けられた思想)として、ほんの紹介程度に記述されていることが多い。
しかし、近年のフォイエルバッハ研究では、そうしたマルクス思想の文脈に解消されないフォイエルバッハ独自の思想的価値が追究されている。
当コミュでは、その「独自の思想的価値」についての追究・情報交換をすることを目的とします。
そういうわけですので、従来のようにマルクスのフォイエルバッハに対する優位性を一方的に説いたり、フォイエルバッハに対して従来通りの否定的評価を下したりするようなことはお控えください(その他の文脈での批判は可です)。
議論は大いにやっていただきたいと思いますが、論争で相手を否定したり打ち負かしたりしようとせず、情報を共有して価値を創出すること(弁証法=対話)を主眼に置くように心がけてください。
また、当然ながら、他のマルクス主義関連コミュにしばしばみられるような政治活動まがいの書き込みは禁止とします。
ただし、フォイエルバッハ哲学にその解決可能性が見出されている現代的諸問題──エコロジー、フェミニズム、生命倫理など(河上睦子『フォイエルバッハと現代』お茶の水書房、を参照されたい)──に関わる研究活動・社会運動の紹介は、積極的に行なってください。
関心のある方、フォイエルバッハを実際に研究されてる方、単に肖像をコミュ一覧に反映させたい方は、ふるってご参加ください。
初心者歓迎(管理人も哲学研究者ではないので事実上初心者です)。
国際フォイエルバッハ学会
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ニュルンベルグ・フォイエルバッハ学会
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フォイエルバッハの会
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キーワード: 哲学 宗教批判 神学批判 無神論 唯物論 弁証法 対話 我と汝(私と君) 共同性・協同性 類(類的存在) 自然主義 人間主義 感性 身体・身体性 受苦 情熱 欲求 エゴイズム 愛 幸福主義 ヘーゲル左派(青年ヘーゲル派) 1848年革命