『奄美諸島』
奄美に住む森の精霊...けんむん...
今は、もう語り継がれる事がなくなりつつあります。
子供の頃は妙に怖かった記憶があります...
奄美には、森の精霊けんむんがいます。昔はけんむんに遇ったという人の話しもよく聞きましたが、最近はほとんど聞かなくなりました。
奄美はけんむんにとって棲みにくくなってしまったようです。
今は人間の近づけない森の奥深く「けんむん」を思う人の心の中にだけ棲んでいるようです。
私など子供の頃、アンマやジュウに「けんむん話し」をよく聞かされました。
いいことをしても悪いことをしても木の上からけんむんに見られているという思いがあったものです。
「けんむん」に遇ったという古老たちの話しによりますと「けんむん」は五、六歳の子供ぐらいの大きさで頭のてっぺんは禿げて凹んでおりお皿みたいです。
頭の毛は長く目のあたりまで垂れています。
いつもヨダレを流しており、このヨダレが燐(リン)を含んでいて闇の中で青白く光って不気味です。ガジュマルの大木をその棲み家にしています。
群れをなし、かたつむりや魚、貝類を好んで食べ身は軽く宙を飛び力は強く人語を解し、変幻自在です。
また剽軽(ひょうきん)でよく人間にいたずらをしますが凶暴性はありません。
あらわれるのは夜で朝が近づくと人間の前から姿を消します。
沖縄と奄美では呼び名が少し違うようです...
でも古来から伝わるルーツは同じようです。
南の島から北上するにつれて、その島々の独特の文化と人々が密接に
共有しながら、創造と夢に思いを馳せ...
楽しませてくれたそんな森の精霊です。
『沖縄諸島』
古来沖縄で、ガジュマルの木に住むという木の精霊、「キジムナー」。
身長は小柄で1mくらい、赤い表皮、長い髪の毛、クリクリッとしたまん丸い目玉。
好物は魚のめん玉、空を飛び海面を歩き魚を捕まえる。
夜な夜な人家に忍び込んでは、人々に金縛りをかけておもしろがっている。
人々から怖れられているけど、けっして憎まれてはいない、そんな存在でした。
そういう風に人々の暮らしに密着していた「キジムナー」でしたが、開発が進み人里からガジュマルの木が減るたびに北へ、北へと追いやられてしまいました。
今ではヤンバル(山原、沖縄県北部の森林地帯)でしか目撃されなくなりました。
今から考えるとあの金縛りは、自然を壊し乱開発する我々人間への抗議、警鐘だったのかもしれません。
けんむんは相撲が好きでけんむんと相撲をとったという話が多く伝わっています。
そんな「けんむん」を皆さんにも知ってもらいたいと思いコミュニティーを作りました。
気軽に参加してくださいね〜。